ドリームアゲイン(黒)2 (ページ37)

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翌日に花那に明日、めめに
言おうと思ってることを言うと、

花那｢いや、早く言いなさいよ。
今日にでも。｣

｢…そ、そうかもだけどさ、
その、タイミングがね、｣

花那｢…いや、別にさ、
謝るのとお礼言うのだけなんだからさ、
…まぁ、あんたが蓮くんに
好きって言うならまた別かもだけど。｣

｢…い、いやー、私には難しくて、
……え！めめに！？｣

…す、好きって言うって！？

花那｢そうそう。
ついでに言ったら？｣

｢…む、無理だよ、そんなの！｣

ついでで言えるものでもない！

花那｢なんでよ。
…だって、蓮くんもAに
笑ってて欲しいとか思ってるぐらい
だから少なくともあんたのこと
嫌いじゃないと思うけど。｣

｢…そ、そうかな？
でも、別に私こそ
めめが笑っててくれてたら
いいし、｣

…そうそう。

確かにお兄ちゃんが言ってた
めめが私に笑ってて欲しいっていう言葉、
嬉しかった。

……でも、めめ、彼女いそうだし、
というか、まだあの彼女さんと
続いてるんでは？

花那｢…またそんなこと言ってさ、
あんたは…
ん？あれ？誰？｣

｢そんなことって？
…え？めめと…あ、あの方って！｣

花那の視線の先を見ると
めめと話している女性がいて

…あの時の美人な彼女さんだ。

花那｢え、誰？｣

｢……あ、あの方さ、めめの、｣

私が彼女さんって
言おうとした時、

深｢お！2人とも偶然だな！
ん？あ、桜川先生だ！｣

花那｢あ、お兄ちゃん。
桜川先生？｣

｢ふっかさん！
桜川先生って、｣

深｢そうそう！
今度から俺と一緒の外科で
働くことになった先生！｣

…あ、そっか。
めめと一緒の大学ってことは
あの方もお医者さんなんだよね。

花那｢…そうなんだ。｣

深｢おぅ！あ、で、めめと
同じ大学のというか、俺も
一緒の大学の同級生で、｣

｢あ、2人とも、
私、先に戻ります、また！｣

花那｢あ！A！｣

深｢ん？A？｣

私はめめがあの…彼女さんと
楽しそうに話してる姿を見たくなくて
一目散にその場を去った。

…やっぱり、まだ付き合ってるんだよね。

私に笑ってて欲しいって
やっぱりそれは…幼なじみとして
そう思ったってだけだよね。

私はナースステーションに
戻りながらそんなことばかり
考えていた。