ドリームアゲイン(黒)2 (ページ36)

今日:18 hit、昨日:2 hit、合計:102,498 hit

81 ページ36

ｶﾞﾗｯ

目｢おはよう。紗希ちゃん、調子どう？｣

紗｢あ、目黒先生！おはようございます。
うん、今日も調子良さそう！｣

目｢そっか、なら良かった。｣

紗｢…うん。あ、でも、
目黒先生こそ大丈夫？｣

目｢…え、俺？｣

紗｢…うん。なんか、元気なさそうって
いうか、｣

目｢…全然、そんなことないよ。｣

紗｢…そう？なんか、Aちゃんも
どことなく元気なさそうな
感じしてね、｣

目｢…そうなんだ。
ありがとう。心配してくれて。
でも、紗希ちゃんは
自分の体のことだけ考えて
くれれば良いからさ。｣

紗｢う、うん。｣

目｢…うん。じゃあ、また来るね。
お大事に。｣

紗｢ありがとう。またね、目黒先生！｣

ｶﾞﾗｯ

目｢…はぁー。｣

阿｢ぷっ！大きいため息！
で、患者さんというか、子供に
心配されるってどうなの？
めめと…Aもさ♪｣

目｢…あ、阿部ちゃん。
てか、聞いてたんすか？｣

阿｢うん。
…また、Aとなんか、
あったんじゃないかって
ラウも心配してたよ。｣

目｢…そうすか。｣

阿｢…まぁ、何があったか
知んないけどさ、
Aにははっきり言わないと
伝わんないと思うけどね。｣

目｢…それ、康二にも言われました。｣

阿｢…ははっ！そうなんだ。
じゃあ、とりあえず、
A、米田さんにとられないよう
頑張った方がいいかもね！
俺、もう行くね、また。｣

目｢…は！？
あ、阿部ちゃん！
…とられないようにって。｣

…うーん。

でも、タイミングがなー。

あ、明後日、早番で確か、めめも
そうだったから、
帰り、一緒になるから
その時がいいかも！

私はそう決めて気合いを入れ直した。