ドリームアゲイン(黒)2 (ページ3)

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そして、あれからあっという間に
日が経って、例の研修医の先生と
ラウが来る日になった。

花那｢もうすぐ、来る頃よねー。
阿部ちゃん先生が迎えに行ったみたいだけど。｣

｢そうだよね。
迷ってないといいけどね。｣

…そうそう。
ここの病院、広いから
私も小さい頃入院してたとはいえ、
最初、迷ったんだよね。

と、迷ってないか心配になっていると、

阿｢ははっ！
めめ、相変わらず、天然なんだな。
迷ってったってさ。｣

？｢…いや、ちょっと久しぶり
だったからで、｣

ラ｢だからって昔から
来てたところ迷うのが
ほんとめめっぽいよね！
…あ！Aと花那！久しぶりー！｣

ラウに呼ばれて、声がした方を見ると、

……………え、

嘘でしょ？

花那｢ラウ！ほんと久しぶり！
…って、え！？蓮くん？｣

阿｢そうそう。新しい研修医の
先生ってめめだったみたいでさー。｣

ラ｢僕もほんと驚いたよ！
でも、めめは知ってんたんでしょ？｣

目｢…あぁ。まぁ。
ふっかさんから聞いて他の皆のことも、｣

と、めめが言いかけて
私と目が合いそうになったところで、

深｢お！2人とも無事に着いた
みたいだな！
今日からよろしくな…って、A？｣

｢ちょ、ちょっと、ふっかさん
来てもらっていいですか？｣

花那｢あ、A！｣

阿｢ん？A、どうしたの？｣

ラ｢なんだろうね？｣

目｢………｣

…ほんと、どういうことなの？

めめが新しく異動してくる研修医の先生
だったなんて。

私は必死にふっかさんを
引っ張りながらそう思った。