ドリームアゲイン(黒)2 (ページ19)

今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:102,487 hit

64 ページ19

…化粧とれてるのは事実だとは
思うんだけど。

そうそう。大学生の時は
朝からご飯作らなくても良かったから
たっぷり時間あったしなー。

そう、私が大学生の頃を
懐かしんでると、

目｢…ははっ！A、変わってないな。
なんか中学生の時もご飯ゆっくり
食べ過ぎて遅刻しそうになってたし。｣

｢…そ、そうだったっけ？｣

目｢そうそう。
…ほんと、変わってないな。｣

めめがまたそう言いながら
私の頭に手を乗せてまたさっきのように
ははっ！と笑い始めた。

…そ、そんな笑わなくったってさ。

というか、さっきもだったけど、
めめに頭の上に手乗せられるの
久しぶりでドキドキするし。

もう！人の気持ちも知らないで！

｢こ、子供扱いしないでって！
私、もう大人で、｣

目｢大人扱いしたらいいわけ？｣

｢…え？｣

めめがそう言って私の頬を片手で触って
めめの顔も近づいてきて、

な、何？

というか、大学生の時も
こんなことあったような……

私はそんなことを思いながら
咄嗟に目をギュッと瞑ると、

目｢……涙。まだついてた。｣

｢…へ？あ、ほ、ほんと？
あ、ありがとう。｣

めめが私の頬をそう言って
拭った。

そ、そうだったのか。

というか、またドキドキするし。

私がまた恥ずかしくなって
下を向いてると、

目｢…お前さ、他の男の前で
そうやって絶対に目とか瞑ったりするなよ。｣

｢…え、なんで、｣

目｢…なんでも。
じゃあ俺、帰るから。また明日な。｣

｢め、めめ？あ、うん。
また明日…｣

めめはそう言って来た道を
戻って帰って行った。

……さっきのどういうことなんだろう？

私は家に入ってからも
さっきのめめの言葉の意味を考えていた。

というか、やっぱりめめちょっと
様子おかしかったような、

めめこそちょっと酔ってたのかな？

あ、でも皆がめめは
お酒強いって言ってたような……

うーん、よく分かんないな。

…でも、良かった。

めめ、私のこと嫌ってないって
言ってたし。

謝れたし。

うん、めめとも話せるように
なったし。

今日はもう寝るか。

私はそう思って、ベッドに入って
眠りに着いた。