ドリームアゲイン(黒)2 (ページ17)

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で、この後、涙もとまり、
酔いも冷めてきて
落ち着いた私は
もう一度冷静になって
早く帰らなきゃと思って、

｢…あ、ご、ごめん。めめ。
もう、大丈夫だし、
今度こそ帰るね。｣

目｢…もう謝んなくっていいって。
別に泊まっててもいいけど。｣

｢…へ！？｣

目｢…康二の家には泊まるんだから、
俺の家に泊まっても一緒じゃない？｣

｢…い、いやそれはちょっと、｣

…お兄ちゃんとめめじゃ
全然違う！！

そ、そりゃめめは
私のことはただの幼なじみとか
妹とか思ってるだろうから
平気なんだろうけど…

い、いやほんととにかく！

｢…あ、明日も遅番とはいえ、
仕事だしさ。
だから、帰るね、また明日、｣

目｢…遅番だから、大丈夫なんだろうけど。
まぁ、俺の方が無理か…｣

｢…え、無理って？｣

目｢…なんでもない。
で、送って行くから。
ほら、帰るぞ。｣

｢…わっ！う、うん。｣

めめが強制的に私の手を
引っ張って玄関に向かう。

…1人で帰れるのに。

やっぱり妹みたいで
心配とか？私のこと。

で、さっきの俺が無理って
どういうことなんだろう？

私はめめの背中を見つめながら
そう考えていた。