ドリームアゲイン(黒)2 (ページ1)

今日:21 hit、昨日:2 hit、合計:102,501 hit

46 ページ1

そして、無事に4月から看護師として
私もお世話になった病院で
花那達と働き始めて
阿部ちゃん先生とは久しぶりで
相変わらず優しく不慣れな
私に色々教えてくれるので
助かった。

他の皆とも夜勤じゃない時は
お兄ちゃんのお店に行って食事会したりして
楽しかった。

仕事は大変だったけど、
小児科に入院してる子供達とも
打ち解けられて
Aちゃん！って
人懐っこく私のことを呼んでくれる皆に
元気を貰っていた。

私もようやく、看護師として
少しは憧れの京子さんに
近づけてるかな。
1人前になれたかな。って
考えていた、
看護師2年目の秋のことだった。

｢…え！？藤山先生、他の病院に
移るんですか？｣

阿｢そうそう。
元々、藤山先生、開業医やりたいって
言ってたからね。｣

花那｢そういえば、お兄ちゃんから
そう聞いたかも。｣

｢…そうだったんですか。｣

阿部ちゃん先生と花那と
3人で食堂でお昼を食べてると、
いきなりの話に驚いてる私。

…藤山先生も阿部ちゃん先生同様
優しくて、好きだったのにな。
お父さんっぽくて。
家族大事にしてて、素敵だったし。

と、私が藤山先生の異動に
悲しんでいると、

花那｢…ほんと残念だけどねー。
でも、誰か代わりに
先生来るんですよね？｣

阿｢あ、うん。
俺も詳しくは知らないけど
ふっか言わく研修医で
とても優秀な先生らしいよ。｣

花那｢…へぇー。頼もしいですね。｣

｢研修医で優秀って言われるって
凄いですよね。｣

…どんな人なんだろうな？
私がそう考えていると、

花那｢まぁ、看護師で1人来るのは
ラウって分かってますけどね。
ね、A！
久しぶりだし、一緒に働けるって
嬉しいわよね！｣

｢うん！ほんと嬉しいよね！｣

そうそう。
ラウから来月からよろしくねー！
っていきなり連絡聞いてこれこそ驚いたんだよね。

ほんと、一緒に働くの楽しみだな。

阿｢2人ともほんと嬉しそうだね。
…あー、これでめめも
一緒に働ければねー。｣

ﾄﾞｷｯ

…そういや、阿部ちゃん先生は
私達のこと知らないんだった。

いきなり出ためめの話に
私がドキッとしていると、