ドリームアゲイン(黒) (ページ41)

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花那｢…ていうか、本当に
蓮くん、その女の人に好きって
言ってたわけ？｣

｢…うん。顔赤くして言ってたから
よっぽど好きなんだなって
思ってさ。｣

…そう。
あんなめめ初めて見た気がするし。

向｢…まぁ。Aが言いたくないなら
ええんやけどさ。
時間が経つと言いにくくなるやろし、
ほんと早く謝るんやで。｣

ﾎﾟﾝ

そう言ってお兄ちゃんが
私の頭の上に手を乗せていった。

｢…うん。｣

花那｢…私はなんか違う気がするけど。
まぁ、ほんと、康二くんの言う通りだわ。
頑張んな、A。｣

ﾎﾟﾝ

そう言って花那には肩をポンとされる私。

｢…うん。2人ともほんとありがとう。｣

私がそう言うと2人は、

花那｢…世話が焼けるけど、
Aの気持ちも分かる気がするしね。｣

向｢…ん？花那ちゃん、
誰か好きな人でもおるん？｣

花那｢…別になんでもない。
あ、そろそろ康二くん出て行った方が
いいかもじゃない？｣

向｢あ！そやな！
じゃあ、またな2人とも！
Aは頑張るんやで！｣

花那｢またねー。｣

｢…う、うん！
またね、お兄ちゃん！
送ってくれてありがとう！｣

そう言うとお兄ちゃんは
手をブンブン振って私の部屋を出て行った。

…なんか、お兄ちゃんが
言ったように花那って
誰か好きな人でもいるのかな？

でも、彼氏いるし、違うか。

私は花那をちょっと不思議に思いつつも
励ましてくれた花那とお兄ちゃんに
感謝しながらめめに早く謝ろうと
思っていた。