ドリームアゲイン(黒) (ページ5)

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深｢そうだ！A！
お前、こないだ康二のところ
来なかったのなんでなんだよ！｣

ｷﾞｸｯｷﾞｸｯ

｢…あ、そ、そのー、｣

…いや、ふっかさん
理由分かってるくせに。

なんかちょっとニヤニヤしてないか。しかも。

と、ふっかさんを見ると
私を見てニヤニヤしている。

…確信犯だ。絶対に。

これまたラウがさっき言ってた
歓迎会なのか再会お祝いの食事会のことだよね。

…そうそう。
お兄ちゃんは大学卒業後、
タイ料理屋をやっていて、
度々、ふっかさん達は
夜勤ない時はお兄ちゃんのとこで
よく食事会というか飲み会をしている。

ラ｢あ！そうそう！
今、その話、Aにしてたんだよね！
ちょうど！｣

阿｢そういえばそうだったよね。｣

花那｢…そうそう。
せっかく、お兄ちゃんが私達の
夜勤、なしにしてくれたのさ。
ね、目黒先生も幼なじみのA来なくて
寂しかったですよね？｣

目｢……いや、俺は、｣

と、…めめいや目黒先生が
何か言いかけたところで私は
耐えきれずに

ｶﾞﾀﾝ

｢…あ、私、午後からの診察の
準備するんで先に戻ります。
で、では皆さん、お疲れ様です！また！｣

ラ｢え！？A！
じゃあ、僕らも戻ろう！花那！
皆、またね、お疲れ様！｣

花那｢まぁ。そうね。
食べ終わってたし。
じゃあ、また、お疲れ様です。｣

深｢ははっ！！
お疲れ様ー！｣

阿｢お疲れ様。｣

目｢……お疲れ様。｣

私はそう言って一目散に立ち去った。

というか！！！！！

花那こそ全部知ってるくせ！！

まさか、同じ病院で働くなんて
思ってなかったのに………

…はぁー。
これから一体、私はどうしたら
いいんだろうか。

そう思って、さっきのことを
改めて思い出して深澤兄妹のことを
恨む私だった。

ラ｢…ねぇねぇ。
花那、さっき言いかけてた
Aとめめがって何？｣

花那｢…あー。まぁ、さっき
見ての通りなんだけどね。
あの子が蓮くんにさ、｣

…あの時は嬉しかったな。

私は改めて病院の窓から
見える屋上を見て思った。

……なんで、私が目黒先生…いやめめと
気まずくなってるかと言いますと、