ドリームアゲイン(黒) (ページ31)

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花那｢まず、男の子と2人で行くのは
デートだから！
で、服はもっと蓮くんをドキドキ
させるため！
で、プレゼントはイルミネーションの
お礼したいって前からA
言ってたじゃん！｣

｢…そ、そうなの？
ド、ドキドキって。
あ、そうだけど、｣

……そうそう。

退院した後、何かお礼したかったん
だけど、タイミング逃して
何も出来てなかったんだよね。

…めめってあんまり物欲なさそうだし、
何にすれば良いか分かんないし。

花那｢そ！だからまぁ、
とりあえず行くよ！！｣

｢…え、あ！花那！
まだケーキ食べてない、｣

花那｢まあ、帰って来てからでいいって！
…あ、お母さん！
ちょっとAと出掛けてくる！
明日の蓮くんとのデートの為の買い物で！｣

京｢あらー♪いいわね！
いってらっしゃい！｣

｢…いや、だからさ、デートでは、
あ、ケーキ帰って来てから
いただきます。
と、とりあえずお邪魔しました。｣

と、花那に強制的に
手を引っ張られながら
京子さんに挨拶をして花那の家を出た私。

…花那、強引なんだから。

でも、めめがそのド、ドキドキするかは
分かんないけど
昨日みたいに変って似合わないって
言われないように
頑張りたいし。

…プレゼントも一緒に
花那に考えてもらおう。

私はそう思って明日、
無事にめめとイルミネーション
観れることを願っていた。