ドリームアゲイン(黒) (ページ30)

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京｢いやー！あの小学生だった
Aちゃんが恋の話するように
なるなんてね！｣

｢い、いや京子さん。だから、恋バナではなく、｣

花那｢…というか、もう私達
大学生だし、私は彼氏の話いつも
してるじゃん。｣

京｢何言ってんのよ。
あんた彼氏と長続きした試しないし。
あんたの恋バナは面白くないもの。｣

花那｢…余計なお世話。｣

｢…はは。｣

…確かに花那、彼氏と
長続きしたことないような。

……そして、京子さんは私の
話あまり聞いてらっしゃらない。

京｢…そっか。でも、蓮くんって
いうのは必然な感じするわよね。｣

｢…え？｣

…必然って？

京｢あの時、Aちゃんが
入院してて、イルミネーション
観れないってなった時、蓮くんが
お父さんに
屋上使わせて下さいって
頼みに来て、お父さんがいいよ。
って言った時すごく嬉しそうに
ありがとうございます。って
お礼言ってたって後から聞いてね。｣

｢…めめが？｣

京｢…そうそう。
蓮くんのこと昔から
お父さんも知ってるけど
あんな顔始めて見たって
よっぽどAちゃんに
イルミネーション見せたかったん
だろうな。って言っててね。｣

京子さんが懐かしそうに
微笑みながらそう言った。

………そうだったんだ。

そういえば、あの時、
私に笑って欲しかったって
めめ言ってたよね。

…昨日も荷物自然に持ってくれたし、
やっぱり優しいのは昔から
変わらないかも。

私が下を向いてそう考えていると、

京｢…ふふ。まぁ、私は
Aちゃんと蓮くんの恋
応援してるからね！
じゃあごゆっくり〜♪｣

｢…え、あ、京子さん！？｣

花那｢…相変わらず、話長かったわ。
お母さん。｣

｢…はは。｣

花那｢…で、話戻すけど
明日、蓮くんと行くのよね！？
例のイルミネーション！｣

｢…う、うん。
約束したし。｣

…めめもほんとに覚えてるとは
思わなかったけど。

花那｢…じゃあさ！
今から明日の為のデートの服と
蓮くんにクリスマスプレゼントでも
買いに行かない！？｣

｢…え、服？で、プレゼントって。
し、しかもデートって！？｣

…またよく分かんないのですが。