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で、荷物を置いて
めめの部屋に来たのはいいんだけど……
今度はめめになんかジロジロ
見られてるような…
な、なんでだろう？
｢…め、めめ？どうかした？｣
目｢……いや、なんかA雰囲気変わった？｣
｢…へ？変わってないと思うけど。
あ、でも花那にすすめられて
メイクに今、凝ってるからかな。｣
そうそう。
高校生の時から花那にメイク次第で
女子は変わるから！って
言われてたけどあんまり気乗りしなくて。
でも、大学入ったら皆、
メイクしてるし、寮でも
大学行く前にしてるから、
私もしてみようかなって言ったら
花那に引っ張られて百貨店に
連れて行かれて私もハマってしまったというか…
目｢……ふーん。｣
あ、もしかして、やっぱり変なのかな！？
｢…う、うん。変かな？｣
目｢……………変。似合ってない。｣
めめがそっぽ向きながら
不機嫌そうに言う。
……やっぱそうなんだ。
なんか、めめに言われると
ちょっとショックかも。
｢……そっか。花那やラウには似合ってるって
言われたから大丈夫と思ったんだけど。｣
そうそう。
花那も嘘つかないし、ラウも
男の子目線だから大丈夫と
思ったんだけどな…
私がそう思って俯いてると、
目｢…え？ラウってあの
Aと同じ病室だったラウ？｣
｢…あ、そうそう！めめに言って
なかったよね！
大学で再会したんだよね！
ほんと偶然だよね！｣
目｢……へぇー。｣
｢うん！なんかあの頃と違って
背も伸びててさ、大学でもモテてる、｣
目｢…それもあって、Aも
化粧し始めたとか？｣
｢…え？｣
目｢…ガキのくせにあんまり
色気づかない方がいいんじゃないの？｣
…ガ、ガキって。
｢いや、別に化粧し始めたのと
ラウは関係なくてさ、｣
目｢…どうだか。｣
めめが鼻で笑うような感じで
そう言ってきた。
な、なんかめめがいつもと違う気がする。
…いつも優しいのに意地悪っていうか。
そりゃ、めめより2歳下だから
めめにとって私はガキなのかも
しれないけど、
｢…こ、子供扱いしないで！
私も、もう大学生なんだし、｣
そうだよ。
もう大学生なのに。
そう思って、私がちょっと怒って
反論しようとすると、
目｢…じゃあ、大人扱いすればいいわけ？｣
｢…え？｣
そう言ってめめが私の目をじっと見て
私の頬を片手で触ってきたところで、
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年7月3日 20時
