ドリームアゲイン(黒) (ページ24)

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それから、受験も無事に合格して
花那と一緒に大学で
寮生活を始めて新しい友達も出来て
とても楽しかった。

そうそう。
そして、ラウにも再会出来たし！
入学式で顔見合せて
あっ！って2人ともなったんだよね。
花那も懐かしい！ってなってたし。

で、今は、大学が冬休みで
実家に帰ろうと最寄り駅に着いたところで、

ちなみにお兄ちゃんが
駅まで迎えに来るって言うのは
断固拒否した。

…相変わらずの過保護というか
なんというか。

私がそう思って、家まで
歩いていると、

目｢…あれ？A？｣

｢…あ、めめ。と、｣

後ろから名前を呼ばれて
振り返ると、めめと1人の女の人がいた。

……もしかして、彼女さんとか？

そう、私が思っていると、

｢こんにちは。
あ、じゃあ、目黒くん、私はここで。
またね。｣

目｢…うん。じゃあまた。｣

その彼女さんらしき人は
めめにそう言って
私にもペコッと会釈して来てくれて
それに私も会釈した。

…美人な人だったな。
礼儀も正しいし。

私がそう思ってその彼女さんの
背中を見ていると、

目｢…A、今日帰って来る日
だったんだ。｣

｢…あ、うん。
というか、夏休みも会えなかったし
久しぶりだよね、めめ。｣

目｢…うん。そうだな。｣

｢そそ。…ん？めめどうかした？｣

目｢…いや別に。
というか、俺の部屋寄る？
久しぶりだしさ。｣

｢…あ、うん！
荷物置いて行くね！｣

目｢…うん。まぁ、とりあえず帰ろう。｣

｢…わっ！あ、ありがとう。荷物。｣

目｢…どういたしまして。｣

めめがそう言って私の持ってた
荷物を持ってスタスタと歩いていく。

……なんか、めめおかしいような
気がするな。

私とさっきから目合わせてくれないというか…

……というか、やっぱり
さっきの女の人は
彼女さんなのかな？

なんかモヤモヤする。

私は必死にめめを追いかけながら
そう思っていた。