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目｢…ん？何か親御さん達が
許した特別な理由でもあんの？｣
｢…い、いや、何もないよ！
ただ、花那と一緒ならって、｣
めめに顔を覗き込まれてそう
言われる私。
…あ、相変わらず鋭いし。
そう、それもあるんだけど、多分
許してくれたのは…
そう私が思っていた時、
ｶﾞﾁｬ
向｢めめー！漫画貸してくれへん？
…あ、A来てたんや！｣
｢…あ、お兄ちゃん。う、うん。｣
目｢…いいけど。
ノックぐらいしろよ。｣
向｢いや、ええやん！
俺とめめの仲なんやからさ！
そういや、めめに言うたん？A。
神奈川の大学行くこと！｣
｢あ、うん！
今、その話めめにしてたところで、｣
と、お兄ちゃんに聞かれ
話そうとしていたら、
向｢そか、そか！
いやー、俺もなぁ、Aが家
離れて寮暮らしになるって
心配やったけどさ、
花那ちゃんも一緒って聞いたし、
何よりAが将来、医者になった
めめと一緒に働きたくてって
珍しく熱を持ってオカン達にも
話すから許さざるえんくてさー！｣
｢ちょ、ちょっと！！お兄ちゃん！！｣
目｢…え？俺と？｣
さ、最悪だ。
向｢そそ！だからめめも
Aのこと心配かもだけど
許してやってな！
あ、漫画これよな？
じゃあまたな、めめ！
で、Aも早めに帰ってくるんやで！｣
ｶﾞﾁｬ
そう言ってお兄ちゃんは
めめの部屋を出て行った。
……お兄ちゃん、やっぱり
人の話聞いてないし。
昔から変わってない！！
私がそう思ってめめに
バレてしまったことに
恥ずかしくなって、下を向いてると、
目｢…A、今、康二が言ってたの
どういうこと？｣
｢…い、いやあのね、
看護師になるのも昔から夢だったんだけどさ、｣
目｢…うん。前から言ってたよな。｣
｢…そう。でももう1つ夢があったというか、｣
目｢…うん。｣
｢…看護師になってめめと働けたら
いいなって。た、ただそれだけ
なんだけどね。｣
…や、やっぱすごい恥ずかしい。
顔絶対、赤いし！私！
そう言ってまた下を向いてると、
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年7月3日 20時
