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「…うーん。
多分、一通り終わったけど、
なんか分からないところある?」

目「…いや、大丈夫かな。
ありがと。」

「いえいえ!」

…良かった。
分かってくれた。私の説明で。

そう思っていると、

目「…あ、そういえばさ、
購買ってパン買える?
俺、パン好きでさ、」

「そうなの!?
うん!買えるよ!
私もパン好きでね、
特にここのパンで美味しいのが
クロワッサンで焼きたて持って来て
くれるから美味しくて、……あ!」

し、しまった!!
つい、聞かれてないことまで
話してしまった。

「…ご、ごめん!目黒くん!
興味なかった、」

目「…ぷっ!!
そんな目キラキラさせるって
ほんと美味しいんだ。
ここのクロワッサン。
…てか、パン好きって俺言ったし
興味あるよ。
ありがとね。熱弁してくれてさ。」

と、目黒くんが私の目をしっかり見て
笑って言う。

…なんか眩しい。

私、人の目見るの苦手なのに。
しっかり合わせてきてくれるし。

…全然、最初の印象と
違って無愛想でもないし、
優しい人なんだな。


そう考えていると、


阿「あ!Aと目黒!
お、学校案内終わった?」

「…あ、阿部ちゃん!じゃなくて
阿部ちゃん先生!
はい、終わりました!」

目「…先生が下の名前呼び?
で、阿部ちゃんって…」

「…え、あ!い、いやー、これは、」


しまった!
学校では内緒にしときたかったのに!

…でも阿部ちゃん普通に
呼んでるな。私のこと下の名前で。

阿「…へぇー。
中々するどいね。目黒!
そうそう、俺ら昔馴染みでさ、
別に俺はいいんだけどね。
皆に知れても。
Aが嫌だって言うからさ。」

「…ちょ、ちょっと!
阿部ちゃん先生!」

…だって、学校では
対等に居たいしな。
皆、平等な場でもあるし。


目「…あ、そうなんすか。
別に俺、気にしないですけど。」

「…え!?そうなの!??」

目「うん。特には。
てか、また声大きくない?
ぷっ!面白いし!」

と、また笑っている目黒くん。

…何がさっきからそんな面白いんだ。


阿「はははっ!
初対面でこんなにAのこと
気に入る奴も珍しいな。
ま、2人ともそろそろ
授業始まるから戻るよ。
俺の授業だし。」

「…気に入る?
あ、はい!」

目「…あ、分かりました。」


…よく分かんないけど、
目黒くん気にしてなさそうで
良かった。

口も硬そうだし。

…良い人なんだろうな。

私はまた目黒くんの
横顔をじっと見ながら思っていた。

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1%の可能性を100%信じる人(プロフ) - いつも楽しく作品を拝見させていただいています!提案、みたいな感じなんですけど、文と文の間を少し開けるともっと読みやすくなる気がします!これからも更新楽しみにしてます♪ (2021年5月16日 9時) (レス) id: 1757092766 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さつき | 作成日時:2021年5月16日 0時

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