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そう思って私は
阿部ちゃん先生に連絡して
学校に行くと、
Aは本当に頑固だな。
…まぁ、もう何も言わないけど。
元気でな。

そう言って、お別れ会の時みたいに
少し悲しい顔をして言って
卒業証書を渡してくれた。

私は精一杯明るく振る舞って
ありがとうこざいます。
と言って、


涼太くん達のとこに向かった。


七瀬「…は!?明日!??」

舘「…また、急に決めて。」

渡「……急すぎるだろ。
まぁ、事情が事情だけど。」


「…うん。ごめんね。七瀬。
一緒に卒業式出れなくて。」


…一緒に写真撮ったりとか
したかったけど。


七瀬「…何でも自分1人で
決めるんだから!昔から!
…でも、わ、私はあんたの
そういうとこも好きって言うか、」

と、七瀬が泣き出してしまった。


「…う、うん。ありがとう。
私も本当は寂しいんだけど〜、」

と言って私も泣いてしまった。


舘「2人とも。そんな泣かなくたって
一生の別れじゃないんだし。」

渡「…ていう涼太も
ちょっと泣いてない?」

舘「…翔太こそ。」

渡「…うるせぇ。」


というゆり組もちょっと
涙ぐんでいる。


「…ごめんね、ほんと
3人とも。」

七瀬「…ううん。
私こそ、急に泣いちゃって。
ほんと、おばあちゃん心配だしね。」

舘「…そうだね。
早く行ってあげないとね。」

渡「…あぁ。まぁ、元々
早く行くつもりだったわけだしな。
………で、本当に
後悔しないな?」

ドキッ


翔太くんがまた真剣な表情で
私に言ってきた。

…目黒くんのことだと
いうことはもう分かっている。


「……うん。大丈夫。」

…あれから、連絡も来てたんだけど
私がなんでもないよ。
また、卒業式でね。
とか、返して終わりだったんだよね。



渡「………ならいいよ。
まぁ、ほんと元気でな。」

そう言って翔太くんは
笑って私の頭の上にポンと
手を乗せた。


舘「うん。あっちでも
Aらしく元気でね。」

七瀬「あっちにも絶対
遊びに行くからね!」

2人も
笑って言ってくれた。


「うん!本当にありがとう!!
3人とも!!」

私も笑顔で返事をして
しばらく4人で昔話をして
楽しんでいた。




…翌日、私は気持ち新たに
北海道へ飛び立った。



…あの時、目黒くんに
バイバイって言えて良かったかもな。



私はそう思い込んで
飛行機の窓から景色を眺めていた。

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1%の可能性を100%信じる人(プロフ) - いつも楽しく作品を拝見させていただいています!提案、みたいな感じなんですけど、文と文の間を少し開けるともっと読みやすくなる気がします!これからも更新楽しみにしてます♪ (2021年5月16日 9時) (レス) id: 1757092766 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さつき | 作成日時:2021年5月16日 0時

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