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…うーん。どうしよ。
｢目黒くんって
どこから来たの？｣
目｢…あー、神奈川から。｣
｢なんか、部活とかやってたの？｣
目｢…サッカーやってたけど。｣
｢えー！そうだったんだ！｣
と、色めきだつクラスの女の子達。
…おぉ。早速人気者だな。こりゃ。
で、私はいつ案内したらいいんだ。
…昼休みが無難かな。やっぱ。
七瀬｢…Aー。教科書
借りてもいい？｣
｢あ、七瀬！｣
気づくと隣のクラスで
私の幼馴染兼親友の七瀬が
教室のドアのとこで
私を呼んでいた。
七瀬｢ありがと。
で、何の騒ぎ？これ？｣
｢…あー。転校生がうちのクラスに
来ててね。目黒くんって
言うんだけど、私の隣の席の。｣
と言って手で目黒くんがいる方を
七瀬に案内する。
七瀬｢…なるほどね。
ゆり組に匹敵するぐらいというか
皆に勝るぐらいじゃない？
顔の良さ。｣
｢…うーん。よく分かんないけど、
まつ毛は長いと思った。｣
…そうそう。
綺麗なまつ毛してるよな。
と、目黒くんをもう一度見る私。
七瀬｢…相変わらず、見るところが
ズレてるけど。
まぁ、またね。お昼に。｣
｢…あ、うん！また後からね！｣
と、七瀬はクールに
手を振りながら去っていった。
相変わらず冷静で羨ましいな。
そう思いながら
席に戻ると、
｢あ、ねぇ！委員長！
目黒くんの学校案内
私達代わるよ！｣
｢そうそう！委員長！
部活も忙しいでしょ？吹奏楽部で！｣
｢…え、あー、｣
…確かに部活は忙しいような。
うーん、でも、
阿部ちゃん先生に
頼まれたものを
蔑ろにしていいのか？
そう私が返事に迷っていると、
目｢…いや、いいよ。
阿部先生がAさんにって
言ってたから、それで。｣
｢…あ、｣
目黒くんがクラスの女の子達に
そう言った。
…結構、はっきり言う人なんだな。
と思っていると、
｢…そう？じゃあ、いいっか！｣
｢うん！委員長ごめんね！
またね、目黒くん！｣
｢…あ、全然！｣
目｢…じゃあ、また。｣
と、クラスの女の子達は
席に戻って行った。
…助かったかも。
お礼言わなきゃな。
ｺｿｯ
｢…あの、目黒くん、｣
目｢あ、思わず言っちゃったけど
Aさんは良かった？｣
｢…え？｣
目｢…なんか、阿部先生から
頼まれてるのに
どうしようって顔してたから。｣
と、私の顔を覗き込んで言う目黒くん。
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１％の可能性を１００％信じる人(プロフ) - いつも楽しく作品を拝見させていただいています！提案、みたいな感じなんですけど、文と文の間を少し開けるともっと読みやすくなる気がします！これからも更新楽しみにしてます♪ (2021年5月16日 9時) (
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年5月16日 0時
