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｢…だ、だから
そのまんまの意味だって。｣
もう限界なんだって！！
目｢…そう。じゃあ俺が話す。｣
｢…え？｣
目｢…俺はAにしか
俺のこと頼ってって言ったりとか
抱き締めたりとか
お姫様抱っことか
キスなんかしたりしない。
………全部好きな女の子だから
することなんだけど。｣
｢……え、それって？｣
目｢……なんでここまで
言わないと気づかないんだよ、
俺はAのこと
……ずっと好きなんだよ。｣
と、私の目をしっかり見て
言う目黒。
｢………でも、
私のこと好きでも
なんでもないって、こないだ、｣
目｢…でもってやめてくんない？
人が勇気出して告白したのに。｣
｢…だ、だってさ、｣
目｢…あれはあんまりにも
お前が俺のこと
頼ってくんないからだろ。
…阿部ちゃんには
話してたくせに。｣
｢…そ、それはさ、
目黒のことで悩んでたから
目黒には言えない……あっ！！｣
ま、またしまった！！！！
目｢…へぇー。
俺のことで何悩んでたわけ？｣
と、急にじりじり迫ってくる目黒。
｢…べ、別に。
と、というかち、近いっって！｣
目｢…だから近くないって、
で、俺、さっきの話途中だったよな？
…俺のことどう思ってるかって。｣
っ！！！
も、もう！！絶対わざとじゃん！！
｢…わ、私はさっき言った通り
って言うか、｣
目｢…だから、なんで
俺の笑った顔が好きとか
言うのって聞いてんだよ、俺は！｣
も、もう！！分かってるくせに！！
｢…だ、だから、｣
目｢…だから？｣
もう！！最悪！！
で、でも、私は、
｢…す、好きだから、目黒のことが！！
だから笑った顔が見たいって、｣
ﾁｭｯ
｢…へ？｣
…今、口にキスされた？私？
目｢…好きって言うのに
どんだけ時間かかんだよ、ばか。
……でも、可愛すぎだから、お前。｣
っ！！！
｢…な、何それ、｣
目｢…可愛いんだって。
で、…俺の彼女になってくれる？｣
そんな、嬉しそうな顔されたらさ、
｢…うん。お願いします。｣
目｢……そ、良かった。｣
と言って私に抱きついてくる目黒。
は！！！
というかここ会社だし！！！
｢…ちょ、ちょっと、目黒！！
ここ会社だからさ！離れて！！｣
目｢…誰も見てないって。
さっき、キスもしたじゃん。｣
っ！！！
もう、言わないでよ！！
｢…だ、だめだってば！！｣
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年4月25日 19時
