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先｢うん。湿布貼ったし、
大丈夫かな。
まぁ、あんまり今日は
無理しないようにね。
じゃあ、私、用事あるから
出るね。
まぁ、せっかくだし
2人でごゆっくり。｣
と、先生は手を振って
出て行った。
｢…あ、ありがとうございました！｣
目｢…ありがとうございました。｣
ど、どうしよう。
いや、まずお礼だよね！目黒に！
｢…あ、目黒。
ありがとう。ここまで
…運んでくれて。｣
目｢…抱っこな。
で、俺のせいだから、
ほんとごめん。｣
だ、抱っこって
言いたくなかったから
運んでって言ったのに！！
｢…べ、別にどっちでも
いいじゃん！
で、別に目黒のせいじゃないから
気にしなくていいから！｣
…なんか悲しそうな顔してるし。
目｢…なんでだよ。
俺のせいだから、
それでいいじゃん。｣
｢…よ、良くないって！
私も本よけれなかったんだし！｣
目｢…いや、あの一瞬で
どうよけんだよ。｣
｢…そ、それはさ、
影分身みたいなもん使ってさ、｣
うん、使えるかもだし。
目｢…お前、やっぱズレてるって。｣
｢…そ、そうかな？｣
目｢…ぶはっ！！
全然分かってないし！｣
｢…ちょ、ちょっと！！
なんで笑うの！？｣
目｢はははっ！！
誰でも笑うだろ！
ほんと面白いな、お前って！｣
と言って笑っている目黒。
あ、でも、
｢…まぁ、さっきの悲しそうな顔
してるより笑った顔の方が
好きだからいいっか。｣
うん、そうそう、いいよね。
……ん？あれ、私…
目｢……今、お前、なんて言った？｣
や、やばい！！！！！
ついつい思ったことを
全部口に出してしまった！！！
めっちゃ目見開いて
こっち見てるし！！
こ、これはやばい！！
｢全然全然！！！
なんでもないから！！
…うん！で、何とも
なかったことだし、
私、先に戻るから、じゃ！！｣
と言って立ち上がろうとした時、
ﾊﾟｼｯ
｢…え？｣
目｢…俺はまだ話あるから。
で、急に立ち上がると
危ないからやめろ、まじで。｣
｢…あ、危なくないよ、別に、だから、｣
目｢待てって言ってんだろ。｣
｢…………｣
目｢俺、本気なんだけど。｣
｢……うん。ごめん。｣
と、渋々座る私。
…そんな顔されると
何も言えないし。
目｢…で、さっきのどういうこと？｣
｢…そ、そのままの意味だけど、｣
目｢…じゃあ、言い方変える。
俺の笑った顔好きって
どういうこと？｣
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年4月25日 19時
