2度の運命(黒)2 (ページ24)

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｢…うん、ごめん。
私も蓮来てくれたから
嬉しかった。｣

…そう、なんか安心したし。

目｢…そう。じゃあ良かった。
で、俺、今日の帰りに
聞きたいことあるって
言ったけど今から
聞きたいからこないだの公園行っていい？｣

｢…え？あ、私達の家の近くの？｣

…こないだって。
あの公園だよね。

…そう、阿部ちゃん先輩に
蓮のこと相談してたら
蓮が来てくれたあの公園のことだよね？

目｢…うん。だから
早く行くぞ。｣

｢…あ、分かった。うん。｣

と、蓮はまた歩くのを
再開し始めた。

…そういえば、今日の帰りに
聞きたいことあるって
言ってたな、蓮。

あ、そして私それも
ちょっと気になってたけど、

そう！！！
今日の1番重要なミッションである
王子様のことちょうど
聞けるんじゃないか！？

よ、よし！！
と私は心の中で気合いを入れていた。

公園に着いた私達。
こないだ来たばっかりだなーここも。

目｢…また、こないだ来た
ばっかりだなー。
とか思ってんだろ。｣

｢…え！？なんで分かったの？｣

目｢…いや、だから
お前、顔に書いてあるから
分かんだって。｣

｢…あ、そ、そうかな？｣

…確かに皆に
言われる、というかバレるんだよな…

目｢…で、俺、そんな感じで
お前のこと分かってる
つもりだったんだけど、
分かんないことがあって、｣

｢…うん？何？｣

目｢…昨日さ、阿部ちゃんと
帰ったって本当？｣

…え、あ、帰ったというか…

と、というか！！！
何故またバレている！！

｢…い、いやうん。
帰ったというか
私のこと心配してくれたみたいでさ、
阿部ちゃん先輩が、
追い掛けて来てくれてさ、｣

目｢…だから、一緒に
帰ったんだろ、
阿部ちゃん先輩と。｣

｢…ま、まぁそうだね。｣

…や、やっぱり
彼氏いて他の男の人と
一緒に帰るのは
まずいのか。

経験無さすぎて
全然分かんない！！

と、私が頭を混乱させていると、

目｢…そう。
で、阿部ちゃんに
頭触られたり、
足見せたりしたの？｣

｢…う、うん。
そうだね。
…ってなんで知ってんの！？
そんなこと！！｣

そんなこと細かく！！

目｢…足見せたのは
阿部ちゃんが、
頭触ったってのは
佐久間くんから聞いたんだよ。
で、2人が楽しそうに
してたから付き合ってるのかって。｣

｢…あ、阿部ちゃん先輩ね。
ん？さっくん先輩！？
で、つ、付き合ってる！？
私と阿部ちゃん先輩が！？｣

なんで！？

と、というか
付き合ってるって！！