2度の運命(黒)2 (ページ21)

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佐｢そんなのさ、
彼氏じゃなきゃ
見せないかな！って
まぁ、オイラが思っただけ
なんだけどさ！｣

目｢………あ、なるほど。
でも、俺は2人、付き合ってること
聞いたことないです。
…すみません。
お昼休み終わる間際に来て。
ありがとうございました。
じゃあ、俺、これで。
お疲れ様です。｣

佐｢…あ、めめ！？
うん、お疲れ様…
…なんか、
めめもAちゃんも
おかしい気がするけど、
まぁ、いっか！｣

な、なんだろう。

お昼休み終わるギリギリに
帰ってきた蓮から
すごく見られている気がする。

な、なんかしたかな。

いや、でも仕事は
もうペアでやってる仕事ないし、
何も今は注意されることも
ないんだけどな……

何？って聞きたいけど
聞ける雰囲気じゃないな…

まぁ、今日は帰り、一緒だし！
余裕あったら
王子様のことと
一緒に聞いてみるか！

と、私は呑気に考えていた。

よし、仕事も定時終わったし、
後は打ち上げに行って、
…で、今日のその帰りに
王子様のことを蓮に聞く！

……本当に聞けるか微妙だけどな、私。

あ、そうそう！
この打ち上げの幹事って、

と、私が阿部ちゃん先輩に
声を掛けようとした時、

目｢…A。
打ち上げ行く前にさ、
ちょっと聞きたいことが
あんだけど、｣

｢…え、何？｣

と、隣の蓮から
話し掛けられる？

聞きたいことあったから
今日、午後から見られてたのかな。

と、蓮の方を私が向いていたら

阿｢…あ！A！
俺ら幹事だから
早く行こう！先に入って
皆に案内して、
……あ、目黒、ごめん！
何かAに用あった？｣

と、阿部ちゃん先輩に
話し掛けられた。

良かった！
私も話し掛けようとしてたから！

…あ、でも、蓮はなんだろう。

目｢…いや、大丈夫っす。
俺も後から行く予定なんで
よろしくお願いします。｣

｢…あ、ほんと？｣

阿｢…目黒がいいなら
いいけど、
あ、じゃあA行こう！
じゃあまたね、目黒！
食事会頑張ってね！｣

｢…うん、蓮がいいなら
いいけど。
あ、はい！
またね、蓮！
ほんと頑張ってね！｣

と、蓮は少し変な顔をしながら
大丈夫と言っていた。

……ほんとかな？
うん、まぁでも
後からまた聞けばいいよね！

と、私は阿部ちゃん先輩と
慌てて打ち上げの会場へ向かった。

目｢…………｣