2度の運命(黒)2 (ページ3)

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…と思っていたが
まぁ、当然来るもので…

うん、まず私は冷静に
岩本課長に改めてお礼を言いに行き、
そしたらやはり
真希の言う通り、
よく資料まとめてあった
頑張ったなとはにかみながら
言って下さって本当に
感謝した。

で、次に阿部ちゃん先輩にも
お礼を言い、お母さん
何にもなくて良かったね。
会社戻って来た目黒
面白かったよと
真希同様ニヤニヤしながら
言われる始末。
いや、何が面白いの！？
まじで。

…で、最後に隣の席の
1番にお礼を言わなければ
いけない方なんですが、

か、確実にタイミング逃した。

今、もうお昼だよ！！！

とそう考えながら
また食堂で真希とお昼を食べている。

真希｢…いやいや、
1番に直接お礼言わないとでしょ？
目黒にはさ。｣

｢…う、うん。
分かってるんだけどさ、
なんか、タイミング逃したんだよね。｣

真希｢…まぁ、目黒も
どうしたらいいか
分かんなくなってるような
気がするけどねー、｣

｢…え、そ、そう？｣

真希｢うん。ソワソワしてる
っていうか、…あ！翔太！と
阿部ちゃん先輩と…目黒！｣

｢…え！？？｣

後ろを振り返ると
本当に翔太くんと
阿部ちゃん先輩と
…目黒がいた。

う、うそ！？？？
今はまだちょっと
お礼言える面持ちでは
ないと言うか、でも、

目｢…A、隣いい？｣

｢…え、あ、うん！どうぞどうぞ！｣

そう考えていると、

目黒が私に話しかけてきた。

だ、だから心臓に悪いんだって。

渡｢真希達、お疲れ様！
俺も真希の隣座ろうっと♪｣

真希｢どうぞ～♪｣

阿｢あ、じゃあ俺も
反対のAの隣いい？｣

｢…え、あ、はい！
どうぞ！｣

…そっか、カップルの隣には
座りにくいよな。

目｢…阿部ちゃん、
しょっぴーの隣でも
よくないですか？｣

阿｢…いいじゃん、いいじゃん。
俺もAの隣がいいんだもん。
ね、Aもいいよね？｣

｢…あ、はい！
私はいいですけど…｣

目｢………｣

渡｢…で、昨日、
Aのお袋さん
本当に大丈夫だったの？｣

｢…あ、はい！
ご心配ありがとうございます！｣

…そっか、真希から
聞いたのかも…

真希｢…そういやさ、
大学の時、Aのお母さん、
翔太のことAの彼氏って
勘違いして握手してて
面白かったわよね？｣

｢…あー、そういや
その節はごめんね、翔太くん。
なんかお母さん
イケメンだしって言って
舞い上がっちゃってさ…｣