2度の運命(黒)2 (ページ20)

今日:3 hit、昨日:24 hit、合計:118,235 hit

68 ページ20

ー食堂。

目｢…あれ？葛城1人？
Aは？｣

真希｢あー、なんか、
佐久間先輩に
用があるとかで
早めにお昼切り上げて
戻ったわよ。｣

目｢…そう。佐久間先輩にね。｣

渡｢まぁ、まぁ。
やっとAが彼女に
なったからってそんな
早速四六時中一緒に
いようとしなくていいだろ。目黒♪｣

目｢…なんすか、それ。｣

真希｢そうそう♪
今日も朝から
昨日痛めた足見せろって
強制してさ！｣

目｢…2人とも余計なお世話。｣

阿｢はははっ！！
まぁ、良かったよ。
2人とも無事
丸く収まったし。
足は俺にも責任あるからさ、
昨日、俺も見せてもらったけど
何ともなくて良かったね。｣

目｢…え？あいつ
阿部ちゃんに足見せたんですか？｣

阿｢うん？普通に
すぐ見せてくれたけど…
あ！そうか！
ご、ごめん、目黒！
俺、何も考えずに
心配だったからさ、
Aに見せてもらった。
うん、ほんとごめんね！
…あ、俺、先戻るね！
皆、お疲れ様！｣

目｢…あ、はい。
お疲れ様です。｣

渡｢…あー。
ありゃ阿部の
たまに出る天然だな。｣

真希｢まぁ。名前も
何も考えずに見せたんだろうね。
…ま、彼氏としては
彼女の足が他の人に
見られるのは嫌だろうけどさ。
ね、目黒。｣

目｢…そうだな。｣

ー総務部。

目｢…佐久間くん。
お疲れ様です。｣

佐｢…ん？あ、めめじゃん！
お疲れ様！
珍しいけど
なんかおつかい？｣

目｢…いや、すみません。
ちょっと聞きたいことあって、
A、さっき来ませんでした？｣

佐｢…あー、うん、来たよ。
そうそう。
こないだオイラと
出掛けたお礼
言いに来てくれたんだよね。｣

目｢…あ、そうなんすか。｣

佐｢う、うん。
そうそう。
…でさ、俺もAちゃんに
聞きたいことあったんだけど、
もしかしてめめ知ってるかな？｣

目｢…え、なんですか？｣

佐｢いや、Aちゃんと
阿部ちゃんって
付き合ってるのかな？って！｣

目｢…え！なんでですか？｣

佐｢あ、いや、
阿部ちゃんAちゃんのこと
大事な後輩って
言ってたし、
最近まで付き合ってた
彼女も歳下でさ、
で、何より昨日の帰りに
一緒に帰ってる2人
見かけて何か楽しそうだったんだよね！
阿部ちゃんがAちゃんの
頭の上に手を乗せたりしてさ、あと、｣

目｢…そうなんすか、え、あと？｣

佐｢そうそう！
あとね、昨日、
なんかAちゃんが
阿部ちゃんに足？見せてた
みたいだからさ、
よく分かんないけど、｣