2度の運命(黒)2 (ページ18)

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｢…うん。ありがと。｣

…やっぱり蓮って優しいんだな。

というかそんなあからさまに
安心した顔されると
…やっぱ心臓に悪いというか
なんというか、

岩｢……お前ら2人。
だから外でやれって
言ってんだろ。
そろそろ朝礼始めるぞー。｣

っ！！！！

も、もうだから言ったじゃん！

気づくと岩本課長から
声を掛けられていた私達。

｢…は、はい。
すみませんでした！｣

目｢…すみません。｣

ｺｿｺｿ

｢…も、もう！
だから言ったのに
朝礼始まるって！｣

目｢…お前が早く足出さないのが
悪いんだろ、ばか。｣

｢大丈夫って言ったじゃん！｣

目｢…じゃあ、早く見せれただろ。｣

岩｢お前ら、いい加減にしろって。｣

目・A｢…す、すみませんでした。｣

と、また岩本課長から
注意されて皆に爆笑される私達。

というか昨日から
皆に冷やかされたり
爆笑されたりなんだけど！！

もう蓮のせいで！！！

…でも、蓮に昨日のこと
謝れたし、
蓮も私と一緒に帰りたいって
思ってくれてて良かった…。

うん！！！！
とりあえず、1つは終わったぞ！！

次はー、そう！！！

お昼早めに切り上げて
さっくん先輩に蓮の幼馴染さんのこと
聞いてみよう！

と、私は午前中の仕事に
精を出していた。

私は宣言通り、
真希とのお昼を早めに切り上げ、
総務部に来ている。

うーんと、さっくん先輩
いるといいけどな…

あ！いた！！

私が見つめる先には
アニメを携帯で見ながら
ニタニタいや微笑んでいる
さっくん先輩が！！

良かったー！！
こないださっくん先輩が
言ってたんだよね！
お昼は早めに食べ終わって
後は戻って席で
アニメ見てるって！

｢さっくん先輩お疲れ様です！｣

佐｢…ん？あ、Aちゃん！
お疲れ様！
あれ？どうしたの？
なんかまたおつかいとか？
まだ一応お昼休みだけど？｣

｢…あ、すみません。
お昼の至福のお時間お邪魔して。
おつかいではないんですけど…
こないだのお礼と
ちょっとお尋ねしたいことが
ありまして…｣

佐｢全然！
アニメは帰ってからでも
見れるしね！
あ、そうなんだ！
こないだは俺も楽しかったし、
ありがとね！
うん？俺で分かることなら
聞いてくれていいよ！｣

相変わらず、優しいな！
さっくん先輩は！！

｢あ、ありがとうございます！
こないだは私も楽しかったです！
あ、それでですね！
そのこないだちょっと
聞いたれ、あ、目黒の
幼馴染さんのことなんですけど、｣