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あっという間に次の日になった。
よ、よし！！
まずは蓮に謝ることだ。
先手必勝と言うやつで
昨日はごめんなさいと、
目｢……A。｣
｢はい？……ぎゃぁ！！！
れ、蓮、お、おはよう！｣
いつ間にか後ろに蓮がいた。
び、びっくりした！！
謝ろうと考えてたら
いつ間にか蓮が後ろにいた。
目｢……おはよ。
で、そんな驚くことないだろ。｣
｢…い、いや、ごめん。
考え事しててね。｣
そりゃ目の前に
今まで考え事してた
本人来たら誰でも
びっくりするって！！
目｢…ふーん。
もしかして、俺のこととか？｣
ﾄﾞｷｯ
あ、これは良いタイミングかも。
｢…う、うん。
昨日のこと謝ろうと
思って蓮に何言おうか考えてたの。
…私、仕事って分かってるけど
蓮と一緒に昨日は
帰りたかったから…｣
と、最後の方声小さくなったけど
言うことが出来た。
よ、良かったー！
と安心していると、
蓮からの反応がない。
…ん？
もしかして何か違うとか
そう思い、顔を上げた。
目｢………なんだよ、それ。
ずるいやつ。｣
｢…え？｣
目｢…俺も一緒だよ。A。
昨日一緒に帰れなくて
ごめんな。
…今日は打ち上げ
行けるよう
頑張るからさ。
だから今日は一緒に
俺と帰ってくれる？｣
と、ちょっと恥ずかしそうに
私の身長に合わせて
言ってくれる蓮。
…そっちの方がずるいし。ばか。
｢…うん。
蓮と一緒に帰る。｣
目｢…うん。ありがと。｣
とまた、私の頭の上に
ポンと手を乗せて
笑っている蓮。
は、恥ずかしい。
目｢…あ！で、
お前、足まだ
無理しないように
言われてんのに
走るなよ、昨日。｣
あ、やばい。
やっぱ心配されてた。
｢…ご、ごめん。
うん、でも大丈夫だからさ！｣
目｢…いや、お前の
大丈夫は安心ならないから。
だから、今、見して。｣
｢…いや、大丈夫だって。｣
な、なんか蓮に見せるのは
恥ずかしい。
おかしいな。
阿部ちゃん先輩には
昨日見せれたのに。
目｢…なんでだよ、見せろって。｣
｢…あ、もうほら、
朝礼始まるからさ！｣
目｢まだ大丈夫だって。
ほら、別に減るもんじゃないだろ。｣
｢…そ、そうだけどさ。｣
目｢…ほーら。肩貸してやるから。｣
と言ってまたかがんでくる蓮。
｢…う、うん。じゃあ。｣
と言って足を見せる、私。
目｢…早く見せろよ。ったく。
…うん。まぁ大丈夫そうだな。
良かった。｣
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年4月25日 19時
