2度の運命(黒)2 (ページ2)

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そ、そんな大声出さなくてもさ！！

｢…で、でも王子様のことも
あるし、
別に私は目黒が悲しい顔とか
してなくて笑っていてくれたら
それでいいって言うか…｣

…そうそう。
私、やっぱり王子様のこと
忘れられないし。

真希｢…だめだ、もう見てらんない。
いい！？大体まだその王子様のことも
目黒に聞いてないでしょうが！！
…そうだ！！今日のプレゼンの
打ち上げ明後日あるから
その時に王子様のこと聞いて
目黒に好きって言うこと！！
いい！？｣

え、えー！！！！
それこそいきなり過ぎる！！！

｢…い、いや、
王子様のことは聞くつもりでは
あるけど、す、好きって言うのは、｣

真希｢ごちゃごちゃうるさい！！
実行しないとあんたと
しばらく口聞かないからね！！｣

｢えー！！！そ、それは困る！！｣

真希が話してくれないと
これから誰に頼ったらいいんだ！私は！！

真希｢でしょ！？？
じゃあ、はい、決定ね、よし！！｣

｢で、でもさー、｣

真希｢口聞かないって
言ったわよね？｣

｢わ、分かった！！｣

真希｢それでいいわ。
じゃあまた明日会社でね！！｣

｢ちょ、ちょっと！！真希！？？｣

ﾌﾞﾁｯ

｢きれたし……｣

さ、最悪なんだけど！！！！！

明後日よね！？？

明後日ってさ……

まず、私は明日も
どうしようかと
思っているのに……

もう！！！
真希の馬鹿野郎！！！！

と、私はまた誰もいない部屋で
心の中で叫びまくったのであった。

はぁ、明日来なければいいのに…