お迎え ページ12
あれから澪は
お風呂に入ってるわけだけど、
…翔太くん探してるかもだし、
一応、連絡した方がいいよね？
｢……蓮。やっぱさ、
翔太くんに連絡した方がいいよね？｣
目｢…さっき、もうしょっぴーから
連絡来て、Aの家聞かれたから
早く桜木、引き取りに
来て下さいって連絡したけど。｣
い、いつの間に！！
｢…い、言ってよ、早く！！｣
目｢…ほんと、ついさっきだったからさ、｣
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
え？もう翔太くん来たの！？
｢…はーい！｣
渡｢ごめん！Aちゃん！！
澪がAちゃんのとこ
行ったっていうのは
何となく分かってたんだけど、
家の場所分からなくて
目黒に聞いた！｣
翔太くんが肩で息しながら
切羽詰まった表情で言う。
汗びっしょりだし、
ほんとそれだけ澪のこと
心配して走ってたんだろうな。
｢…あ、全然大丈夫です！
今、ただ、澪、お風呂
入っててですね、｣
渡｢…え？｣
澪｢…A〜？
ドライヤーも借りていい？
………って翔太……｣
渡｢…澪。ごめん！！
俺が悪かった。
…だからさ、帰ろう。｣
澪｢……私のこと、
何、考えてるか
分かんないんじゃないの？｣
渡｢…ちゃんと分かってるよ。
俺のこと本当に好きだから
みちょぱさんにヤキモチ
焼いたんでしょ？｣
澪｢……うん。
私こそ、ごめん。
皆さんの専属になったの
翔太の口添えじゃないことと
…嫌がらせのこと
翔太が言ってくれたって
さっき、目黒から聞いて、｣
渡｢…目黒、言うなって言ったのに。｣
目｢いいじゃないっすか。別に。｣
澪｢…ありがとう、翔太。
私のこと守ってくれて。｣
渡｢…全然。彼女なんだから
当たり前だし。
……だからさ、帰ろう。｣
澪｢……うん。｣
良かった、2人とも仲直りできて！
渡｢…Aちゃん、ごめんね！
目黒とイチャイチャしてただろうに。｣
｢…え、い、いや別に
してなかったですから！｣
目｢…ほんとっすよ！
とんだ、邪魔が入った。｣
澪｢…はぁ！？あんたね、｣
｢…もう、また2人とも！！｣
渡｢…はははっ！！
まぁ、とにかく俺らは帰るね！｣
澪｢…うん！じゃあね、
A！！……まぁ、目黒も！｣
目｢…また、ついで扱いかよ。｣
｢…ははっ！！
またですね、2人とも！！
……そうそう、蓮ももう
帰るでしょ？｣
目・渡・澪｢｢………え！？｣｣
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年4月15日 23時
