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その日は色々他の番組のスタジオの設置だったり
解体だったり最初、新人が覚えるようなことを
任せて貰えたのだけど。
さっきの事が頭にこびりついて離れない。
まさか蓮の番組の担当になるとは。
私があまりにも心ここにあらずだったからか
周りの先輩方がAさん？大丈夫？？疲れた？
などと優しい言葉をかけて下さる度に
心が痛んだ。
いや体力には自信があるから疲れてないんです。
こんな新参者にそして私用で
仕事に集中していない
私にかたじけない。
よし。仕事は仕事だし集中しなきゃ。
私は全集中モードで仕事に励んだ。
その日の晩ー。
澪に電話した。
澪｢ぎゃははははははっ！！！！！！｣
｢ちょっと、澪笑い事じゃないし！！｣
澪が珍しく品のない笑いで笑った。
あー涙出るわ。と言いながら。
他人事だと思って。
澪｢いやー、やっぱAって持ってるわ。
普通いきなり担当になるかね。
結構広いよ、TV業界って。｣
｢ほんとそれなんだよね、
神様っていじわるだよね｣
毎日徳を積んで来たつもりなんだけどな。
澪｢逆にあんた達2人を
引き合わせようとしてるん
じゃない？運命の赤い糸で♡｣
｢やめてよ……｣
また、無駄に♡マークつけて。
澪｢てかさ、その番組A知らなかったの？
目黒が出てる雑誌とかTVとか
チェックしてたんでしょ？｣
｢それなんだけどさ、前の仕事の引き継ぎと
引越しでバタバタしてて
ここ最近雑誌もTVも見てなかったんだよね？
携帯も放置してたし。｣
澪｢………やっぱりあんた持ってるわ。
まぁ、新人なのに担当外れたいなんて
言えないしね。｣
｢そうなんだよ。でも皆先輩達良い人ばかりで
安心した！｣
私は今日のこと思い出して言った。
澪｢ていうか、私も今日言おうと
思ったこと言っていい？もっと驚くかもだけど。｣
｢うん？そうだよね！私ばっかり話してごめんね。｣
澪｢…正式にじゃないけどさ、
私もSnowManの
メイク専属になったんだよね。｣
｢え！！！！！！！？？？ほんと！！？？？｣
開いた口が塞がらないとはこの事だ。
澪｢そうなんだよねー。
私も昨日いきなり先輩から泣き疲れて、
SnowMan専属の1人の人が産休に入るみたいで
それで代理でまぁヘルプだし
他の人も入るから正式にではないんだけどね。｣
てか、これは嬉しい！！
いきなり澪と
一緒に仕事が出来る！！！！
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年3月24日 0時
