5話 ページ7
「あ、Aちゃん!!おはようございます!」
『おはよう』
巫女服を着たAちゃんはまるで女神が微笑んだように笑う。
ま、眩しい…
Aちゃんは私の持っているお弁当箱を見て驚いた顔をしていた。
『また忘れて行ったのね…』
溜息交じりに呟き頭を抱える。
『今日、寝坊したのよ…英…だからね…』
「私が届けに行きましょうか?」
『…私も一緒に行きたいな』
「へっ…?」
『ダメ?』
「そそそそんなわけないです!!一緒に届けに行きましょう!!」
『うん!』
そう返事をして満面の笑みで笑うAちゃん。可愛いすぎます…。
『じゃあ着替えて来るから待っててね』
「はい!!」
『それと!!』
『出会って何年も経ったんだから敬語はダメだよ!』
口に人差し指をあて、そう言ったあとAちゃんは少し楽しそうに歩いて行った。
なんなんだあの女神様は。
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しお - 続き楽しみにしています 体調に気をつけて頑張ってください (2020年2月8日 21時) (レス) id: 3c3766d2ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんや | 作成日時:2016年10月28日 22時