鬼火〜last story〜【ハイキュー!!】

37話 ページ39

｢わかってる｣


そう言って頷いたのは菅原さんと澤村さん。
そして2人は震える自分の奥さんの手を握る。


俺には少しだけ霊感がある。
Aの影響なのか、元々はなかった。


もし現れたらびびってしまうかもしれない。でもそんな事でびびってられない。



｢…クソ｣


そう思っているとほんとに現れてしまった。
A達からは少し距離がある所にいる。

鬼のような角が映えており、身体は蛇のよう。
全身黒く、ゆらゆら揺れている。

見えているのは、数人ってとこかな。
見えて居ない人達が怖がらないように口を抑え震えている。


『…リボンがあるから手を離すことはないけどあいつらは私達を狙ってくる』

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