11話 ページ13
翔陽のいる階に着き、中に入る。
知っている顔ばかりだ。
「翔陽」
「ん……?ひ、仁花!?」
翔陽は入口近くのデスクに座っている。
「驚きすぎだよ、まさか居眠りしてたとか?」
「ち、ちが!」
してたんだね……
顔に跡ついてるし……
「どうしたの?」
「国見くんがお弁当忘れちゃって、それをAちゃんと届けにきたの」
「俺はちゃんも持ってきたぞ!仁花特製のお弁当!」
「愛妻弁当ずるいぞ翔陽」
「の、のやっさん!」
「西谷さん!」
翔陽の隣に座っていたのはツンツン頭の男。
西谷さんだった。
「ラブラブしやがって……!俺だって……」
「ノヤっさん彼女いるんですか?」
「……」
黙り込む西谷さん。
「あ、あははは……」
私と翔陽は笑って誤魔化した。
「でも西谷さん男前でカッコイイんですから、すくに出来ますよ!」
「そうですよ!」
「おお!そうかそうか!がははは!」
大笑いしているが少し涙目だ。
ちなみに田中さんは彼女さんがいるそうだ。
頑張ってください西谷さん。
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しお - 続き楽しみにしています 体調に気をつけて頑張ってください (2020年2月8日 21時) (レス) id: 3c3766d2ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんや | 作成日時:2016年10月28日 22時