2話 ページ3
髪の色を注意されてからすぐに教室に向かった。
A(あ、そういえばさっきの子たちの名前とか学年聞き忘れてたな、また会えるといいな)
新城「そういえば、よく職員室の場所わかったわね」
A「それは、5人組の彼女達に教えてもらったんです」
新城「そうだったのね」
A「でも、名前とか聞くの忘れてしまって…」
新城「なるほど…でも大丈夫だと思うわよ」
A「どういうことですか？」
新城「行けばわかるわ」
A「え？」
新城「入ってきてって言ったら入ってくるのよ」
A「はい」
そう言い残して新城先生は教室に入っていった。正直先生が言ったことについてモヤモヤが残る。
新城「入ってきて」
色々考え事をしていたら呼ばれて、教室の中に入っていった。
新城「じゃ、自己紹介してもらいましょう」
A「はい、如月Aです、よろしくお願いします」
手短い挨拶が終わった瞬間生徒たちが騒ぎ出した。
生徒「めっちゃカッコいい」
生徒「身長高くない!?」
生徒「部活何やってたの？」
生徒「私の部活に来てぇ！」
新城「質問は個々でやってくださいね、席は羽沢の隣ね」
A「はい、えっと」
後ろの方で一人だけ立っている人がいたので席はあの近くだと思い向かった。
途中で色々話しかけられたが無視して歩いた。
A「よろしく、えっと」
？？「羽沢つぐみです！よろしくね、Aちゃん！」ﾆｺ
A「あっ、朝はありがとう」
つぐみ「全然大丈夫だよ！」ﾆｺ
A「名前聞いてなかったから、失礼だったよね、ごめんね」
つぐみ「そんなことないよ！こうやってまた会えたんだから運命だったのかもね」ﾆｺ
A「羽沢さんは優しいんだね」
他愛もない話をしていたらSHRが終わってしまった。
終わったと同時に恒例の質問タイムが始まった。
生徒「何でこの時期に転校なの？」
生徒「好きな人いるの？」
生徒「部活は何してたの？」
正直どの質問も答える気にはならなかった。
A「ちょっと職員室行ってくるね」
そう言い残し教室を後にした。
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作者名：蛹 | 作成日時：2021年8月18日 0時
