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次の日
学校は休み
期待して窓の外を見る
たてがみさんを探してる目に気づく
慌てて、窓に背を向ける
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翔「あのさ、その動作何度目？」
論文を製作中のお兄ちゃんが呆れたように声をかけた
「ん…わかんない」
翔「そのたてがみさん、今日来るのか？」
「…分かんない」
翔「俺は…もう少し、周りを見てもいいと思うんだけど」
「…お兄ちゃん？」
翔「鈍感だからな、お前は」
「…？」
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何にもないって、ぽそっと呟いて
また論文の制作にとりかかった
お兄ちゃん、頭は良いんだよなあ、…画力が少し残念だけど
だから頭のいいお兄ちゃんのいう事はたまにわからない
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作った手袋
片方だけが偉く良い出来栄えで、片方の作りかけが偉く無様
勿論いい方は和くん作、無様な方は私作
喜んでくれるかな
きっと優しいから、受け取ってくれる、のかな…
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そういえば私何も知らない
たてがみさんの本名も、何もかも知らない
どんな性格かなんて、何も本当に、知らない
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翔「…そんなに好きなの？」
PCから目を離さず呟いたお兄ちゃん
「…え？」
翔「あのさ…そんな名無しよりさ、お前を好いてるやつ
めちゃめちゃ身近にいるんだからな？」
「何が言いたいの？」
翔「俺が言えるのはここまでだけどさ…」
「…あ、」
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お兄ちゃんが何かを言いかけたけど
私の目線は、海岸へ
私の目線は海岸にいる、男の人へ
お兄ちゃんの声なんてすべてシャットアウト
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「お兄ちゃん、ごめん、行くねっ」
翔「あ…うん」
「行ってきます！」
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コートをひっつかんでスケッチブックをもって
私は外に駈け出した
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翔「…可哀想だな、アイツも」
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去り際のお兄ちゃんの言葉が妙に私の心に引っかかったけど
すぐに忘れてしまって、思い出すのはもっと後の話
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翔子(プロフ) - きよりさん» ありｈがとうございますっ、そんな…照れてしまいすわ///はい、頑張りますっ＾＾ (2013年11月26日 17時) (
レス) id: f3d6bead06 (このIDを非表示/違反報告)
きより(プロフ) - 初めまして^ - ^翔子さんの作品大好きです！今回のもあと、鈍感くんもやばいですっ///お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2013年11月25日 19時) (レス) id: 27e0ebedc5 (このIDを非表示/違反報告)
翔子(プロフ) - ゆずさん» あ、ありがとうございます！！とっっっても嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！楽しんでみてもらえるよう精進いたします！！ (2013年10月13日 23時) (レス) id: f3d6bead06 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - はじめまして！いつもいつも楽しく小説よませてもらってます！！陰ながらですが、応援してます！！更新頑張ってください☆ (2013年10月13日 23時) (レス) id: 0fd06767ed (このIDを非表示/違反報告)
翔子(プロフ) - 優菜さん» いえいえ、嬉しいんですよ!!細かく読んでくださってるのを感じて＾＾これからもじゃんじゃんこんなので良かったら読んでください（笑） (2013年9月10日 23時) (レス) id: f3d6bead06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shoukosholove/
作成日時：2012年12月6日 23時
