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掴まれた手
覆いかぶさった体
…すべてが暖かくて。
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振り向くと、和くんがあんまりにも優しそうな顔で笑ってるから
初めて見るような、何かを悟ったような優しい微笑で…
「男の人」の顔だった
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「っ…」
和「何(笑)」
「こっちみないでっ」
和「振り向いたのおまえだろ…なんでそんな顔赤いの」
「和くんじゃない顔なんだもん」
和「何だソレ」
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そっと振り向くと、元通りの和くんで
少しほっとした
でも昔以上に和くんのかっこよさが分かった
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甘い瞳
茶色がかった短髪
スッと通った鼻筋
薄い唇
…ほんと、作り物みたい
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「自慢の幼馴染だったんだ…」
和「は？」
「和くんカッコいい」
和「今さらか…も少し早く気付いてたら俺の彼女なれたかもよ？」
「ふふっ」
ここら辺の冗談は…うん、いつも通り…だと思うんだけど…
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和「またくだらねえ冗談だと思ってる？」
…違うみたいで。
今日の和くんは変だ
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「…違うの？」
和「違う、と思う」
何だソレ
和「……も少し早くなくてもいいからな」
「何が？」
和「絶賛受付中だからな…」
「何が……和くん苦しい」
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遊びのむぎゅーじゃないことはなんとなく伝わった
なんのむぎゅーかはわからないけど。
「男の人」の力だった
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和「…A」
「何？」
和「遊び人は許さんからな」
「何が？」
和「その、手袋男」
「…そんな人じゃないよ」
和「手袋男にこんな事されたら…お前こんな風に口も利けねえんだろうな」
「何言ってんの？」
和「手袋男になりてえ…」
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と言って、急に振り向いて私に顔を近づけた
やっぱり今日、和くん変だ
熱でもあるのかも
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「和くん…？」
和「なあ…お前の恋、応援してやらなくて、いいか？」
「えっ…」
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和くんの手が頬に触れた
和くんの手が私の髪を撫でた
和くんと私の距離が少し、近づいて
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ちょうどその時
和くんのスマホが鳴った
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翔子(プロフ) - きよりさん» ありｈがとうございますっ、そんな…照れてしまいすわ///はい、頑張りますっ＾＾ (2013年11月26日 17時) (
レス) id: f3d6bead06 (このIDを非表示/違反報告)
きより(プロフ) - 初めまして^ - ^翔子さんの作品大好きです！今回のもあと、鈍感くんもやばいですっ///お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2013年11月25日 19時) (レス) id: 27e0ebedc5 (このIDを非表示/違反報告)
翔子(プロフ) - ゆずさん» あ、ありがとうございます！！とっっっても嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！楽しんでみてもらえるよう精進いたします！！ (2013年10月13日 23時) (レス) id: f3d6bead06 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - はじめまして！いつもいつも楽しく小説よませてもらってます！！陰ながらですが、応援してます！！更新頑張ってください☆ (2013年10月13日 23時) (レス) id: 0fd06767ed (このIDを非表示/違反報告)
翔子(プロフ) - 優菜さん» いえいえ、嬉しいんですよ!!細かく読んでくださってるのを感じて＾＾これからもじゃんじゃんこんなので良かったら読んでください（笑） (2013年9月10日 23時) (レス) id: f3d6bead06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shoukosholove/
作成日時：2012年12月6日 23時
