現実 ページ13
「〜♪♪♪」
DH「最近その歌ばっかり口ずさむね。」
RW「………。」
「今日、僕に手紙は届いてた？」
EN「届いてなかったけど？」
RW「………。」
陽を浴びて光合成をする植物みたいに、自分自身が成長して行くように感じる。
彼女からの手紙が、僕をそうさせている。
生きていく気力があるだけで、こうも違うものなのかと驚く程に。
RW「ねぇ、ちょっと良い…？」
「…ん？」
RW「…僕の部屋に来て。」
「何だよ、どうかしたのか？」
引っ張って部屋まで連れて行ったかと思うと深刻な表情を浮かべる僕の親友。
その表情を見ただけで、僕は悟った。
何を話すのか、何に心配しているのか全て。
RW「…誰と手紙のやり取りをしてるの？」
「秘密…。」
RW「変だよ…絶対おかしいよ…！！」
「…何が？」
RW「だって………。」
言葉を濁すなら躊躇する位なら言わなくて良い。
何が言いたいのかなんて、充分分かってる。
良いんだ、それでも。
今の僕にはどうしても必要なんだ。
失いたくないんだ…。
RW「僕、覚えてるよ…？日本語は得意じゃないけど…それでも分かる…。最近キュヒョンが待ってる手紙の…送り主の名前…真奈美って書いてた…！！」
「だから…？」
RW「だからって…おかしいと思わないの…？！」
「何かおかしいか…？」
RW「だって！！真奈美さんはもう…！！」
「この世に居ない…。そう言いたいんだろ…？」
RW「キュヒョン……。」
そんなの誰よりも僕が分かってる。
彼女の墓前にまで手を合わせたこの僕が。
現実を突きつけられたら何も言い返せない。
手紙をくれるのは、彼女じゃない。
他の、全く違う人物だ。
それでも僕は縋る事しか出来ない。
その手紙を、その手紙だけを頼りに生きる事しか出来ないんだ。
そうしないと僕は…。
すぐにでも彼女の元へ自らの命を絶って旅立ってしまいそうな程なんだ。
この気持ちが分かるのか…？
生きたくて生きてるわけじゃない。
無理矢理に自分を鼓舞して奮い立たせてるんだ。
それが、あの手紙なんだ。
それすら僕から奪おうって言うのか？
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ぎゅみ(プロフ) - まゆまゆさん» お友達ちゃん、結構なキーマンですよね笑 それぞれの想いが繋がる日にむけて頑張って書いております☆書いている私も、後ろ向き人間なので前向きな方向に向かっていく主人公ちゃんが羨ましく思ったりもします← (2014年11月11日 16時) (
レス) id: cce3bba8f1 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅみ(プロフ) - つーさん» コメントありがとうございます、嬉しいpq続き、何話か更新したけど読んで貰えたかな？(ｿﾜｿﾜ)このお話も、もうすぐ終わりです。最後までよろしくお願いしますo┐ﾍﾟｺﾘ (2014年11月11日 16時) (レス) id: cce3bba8f1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - いい友達がいてよかったですね。私も実際この主人公ちゃんに負けず劣らずの後ろ向き大魔王なので私だったら多分会う自信ないもん。なんか読んでてすごく引き込まれます。それぞれの想いがいい方向に向かいますように。 (2014年11月11日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
つー(プロフ) - ぎゅみさんお久しぶりです(o^^o)もうね、いつもながらすっかり引き込まれてしまいました。「私」はギュに会っていいのかな、、でも会いたい…(＞＜)続きも楽しみにしています♪ (2014年11月10日 16時) (レス) id: 313d5b3ac7 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅみ(プロフ) - どぎゅさん» きゅん！来ました？良かった！！← 短編なので、そろそろ佳境に入りますが、結末…果たして…ふふふふふ…← (2014年10月30日 15時) (レス) id: cce3bba8f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎゅみ
| 作成日時：2014年10月4日 0時
