ちいさなひとのちいさなしかい ページ4
少し落ちついてきたころ、その場にいたキャラクターたちの紹介をうけた。おもちゃのパーツをなんでもくみあわせたようなひとがズーブル、チェスのキングがキンガー、めそめそしてる仮面のひとがガングル、うさぎがジャックス、ピエロがポムニらしい。
みんな初めてだから、はじめましてだよね。あいさつはしなきゃ。
「ポムニよりすごく小さいけど、君の助手が務まるのかい？」
「助手は表向きだよ、だから無問題さ！」
「へえ、可愛いのね……それに博士みたいなルックス」
しゃがんだポムニに手をのばされたので、あく手かと思って手をにぎった。すると、彼女は目を見開いて何とも言えない表情になった。
「な、なんか……すごく可愛い……」
「もちろんだ！彼女は素直で好奇心旺盛だからね！是非とも……仲良くしてくれると嬉しい！」
少しケインが言いよどんだ。なかよくする、それを言いたくなさそう。
ちょっと不思議だけど、ポムニにおそるおそる見られていて、それに気を取られて赤と青の目と向きあう。
「仲良くしてくれる……？」
もちろん、同じ性別っぽいし穏やかそうだからなかよくなれそう。それに交流はいると思うから。わたしがイヤって言わないなら嬉しい、なにより周りのひとたちに悪く言われつづけるのはちょっとイヤだし。
「あれ？どうしたの？」
また彼女に顔をのぞきこまれて、少しおどろく。思ったより自分が小さいからか、彼女の方がとんでもなく大きいと思ってしまう。
大丈夫だと伝えて、あわてて顔に手をあてる。へんな顔じゃないかな、分からないけど。
「変じゃないです！いつもの素敵なお顔です！」
ケインがポムニを少し押して、わたしに言葉をかける。さっきからこのひと、わたしの思考を簡単にくみとっているような。なんで理解できるのかな、言葉にしてないのに。
「それは心が繋がっているからです！貴女のことなら、理解出来ない事柄はありませんから！」
それはそれでこわいよ、この中だと一番交流があるひとだけどそれでも知り合って少ししかないから。
「なんか、ケインがいつもよりすごく気味悪いんだけど……」
「あんまりアンタと思考が被りたくないけど……私も同意見」
ジャックスとズーブルの意見が同じになっている光景が見えて、やっぱりこれはへんなのかと思ってしまう。彼らの日常は1ミリも知らないから。
「私はノーレさんの保護者ですからね！仕方がありませんよ！」
そうなのかな……うん、そうなのかも。
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さとうみさん(プロフ) - エヌアさん» はい、彼は基本的に温厚ですからね。誰でもそうなので、多分特別なベルダースなキャンディはくれないと思います、多分。今作もとある曲たちを異色混合させまくったので原型があんまりないです。はい。進んで行ったら片鱗はあるかもですね。 (1月10日 18時) (
レス) id: 563e8e19e1 (このIDを非表示/違反報告)
エヌア - 新作読みました!優しいですね…（泣）ケインってもう凄い！不気味がまたいいって物もあります！ (1月10日 8時) (レス) @page8 id: 0bd8eb1c3e (このIDを非表示/違反報告)
さとうみさん(プロフ) - エヌアさん» ありがとうございます、今回は全方向な彼を魅せれたらなと思います！不気味が強くなると思いますけど（笑） (1月9日 20時) (レス) id: 563e8e19e1 (このIDを非表示/違反報告)
エヌア - 最近、目が悪かったので目の保証になるぐらいいい文章でした！ (1月9日 13時) (レス) id: 0bd8eb1c3e (このIDを非表示/違反報告)
エヌア - ケインがメインなんですね！もう、なんと言ったらいいか分かんないぐらい嬉しいです！こんないい作品を作ってくださりありがとうございます！ (1月9日 13時) (レス) @page7 id: 0bd8eb1c3e (このIDを非表示/違反報告)
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