メルト

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北「なんでお前までライン交換する必要があるわけ？」


大「ええ〜〜なんとなく？俺Aちゃんのこと気になるし」


北「……は？それ本気で言ってる？」


大「そんなしょうもない嘘つくわけないでしょ普通」


樹「何やってんだよ〜〜〜喧嘩はやめな〜〜？」


愛「あ！チャイム鳴っちゃった！ウチら次小テストだから早めに戻るよA！あとジェスも慎太郎も！今日は有難うございました！では！」


「っねえ！愛ちゃんちょっと…！」


ジ「先輩また一緒にご飯食べましょ〜〜ね！！！！！」


慎「そんじゃまた！」








愛ちゃんはきっと京本先輩と松村先輩の喧嘩に挟まれてる私が可哀想だから連れ出してくれたんだよね
小テストでこんな急いだこと今まで無かったし









「愛ちゃん、ごめん気遣わせて」


愛「流石にあの場面はAが可哀想すぎて、あれは笑えないし見てられなかったからさ」


愛「まあ気にしないでいいから てか田中あいつしつこい」


「え？もう田中呼びになるまで仲良くなったの？」


愛「最初は樹くんって呼んで〜♡とかふざけたこと言ってきたけど断固拒否して田中呼びになった あとタメ口」


「愛ちゃん強すぎ…」


愛「Aも大変な人に絡まれてるね〜〜 まあせいぜい頑張って なんかされたらウチがボコすから」


「愛ちゃんやっぱり怖い…でもありがとう大好き」


愛「はいはい」






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その日はその後何事もなくいつも通りジェシーと帰って
夜の９時ぐらいになった頃
あの人から電話が掛かってきた







「ま、松村先輩？！」


「なんでこんな時間に……」






出ないのも流石に可哀想だし無礼だから渋々出てみる






「……も、もしもし……」


北「あ！Aちゃん！ごめんねこんな時間に」


北「色々話したくて…今外出てこれる？」


「…え？」


まさかと思い部屋のカーテンを開けると
グレーのゆるゆるのパーカーを着た松村先輩がニコニコで手を振っている


「なんで家知ってるんですか？！」


北「ジェシーに教えてもらっちゃった〜〜」


「余計なことを……」


「今外出るので少し待っててください」




今日はちょうどお母さん１日いないしお母さんに余計な詮索されなくて済んだから良かったけどすっぴんだしパーカーに短パンだし最悪…って思いながら慌てて外に出る







北「Aちゃん…！会いたかった…」

突然抱きついてきた松村先輩
不覚にもドキドキしてしまっている







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