２ ページ2
.
「はあっ！！やっと着いたっ……」
長い長い階段を駆け抜けてやっと着いた屋上
物凄い勢いでドアを開けると
「まだ居た………」
黒髪 ふわふわパーマ 同級生で見た事が無いからきっと先輩
横顔がとても儚くて美しい
このお美しい方は屋上から飛び立とうとでもしているのか
なんて思わず見蕩れていると
突然振り向いてバチッと目が合う
「あ、あの…飛び降りとか考えちゃってますか…」
「え？」
「何か悲しいことでもあったんですか…相談出来る相手とかいないんですか…誰も聞いてくれないなら良ければ私が聞きますよ…って私何言ってるんだすみません突然…」
「……ふふっ、面白いね君」
「え？」
綺麗に微笑みながらこちらに歩み寄ってくる美形の彼
目を細めてしまうほど眩しすぎる
「変な心配させちゃったよね？ごめんね」
「君、１年生だよね？お名前は？」
「私…ですか？えっと…姫川Aです…」
「Aちゃんね 俺は３年の松村北斗」
松村北斗？
松村北斗ってジェシーと慎太郎がよく名前出す人だ
２人は「頭良いし顔も良いし運動も出来るからモテるけどシャイで無愛想で俺達にまで冷たいんだよ〜〜でもたまに優しくて沼る」って言ってた人だ
「ジェシーと慎太郎からよく話聞いてます」
北「えあの２人と友達なの？にしては大人しすぎる子だね」
「あの２人が永遠とうるさすぎるだけです」
北「結構辛辣だね〜Aちゃん」
北「てかごめんね？心配して来てくれたんでしょ？よく俺ここで考え事したい時とか空気になりたい時はよくここに来るの」
北「だから安心してねAちゃん」
と優しく微笑みながら男らしいけど細くて綺麗な手を私の頭の上に軽く乗せてふわふわっと撫でる
無意識にそういう事して困らせるタイプなのかこの人
「心配しすぎでしたねすみません それでは」
北「え…頭撫でたのに何も思わないんだ」
「はい？」
北「いや女の子ってそういう事したらキュンってしたり喜ぶのかなあって思ったから」
「そういう事を軽々しく出来ちゃう軽い人間なんだなあとは思いますね」
北「面白すぎAちゃん」
「そりゃあどうも」
「私戻りますね 先輩も授業遅れないように〜〜」
北「ちょっと待って！」
北「昼休み、また屋上来てくれない？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 834人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シラユキ。 - だ、誰やねん。でも、どういう人か分からん人に主人公ちゃんが負けるわけねぇーよな…！北斗松村の犬化にはとても価値があります。最高です！！これからも頑張ってください！ (5月4日 9時) (
レス) @page30 id: fd9c934f53 (このIDを非表示/違反報告)
anna - も、元カノ？！うわー、ライバル登場、、、最悪だあー(´-ω-`)でも！！やっぱ甘々北斗さん最高です。これからも応援してます！ (5月4日 7時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - himemeさん» 嬉しいです有難うございます😭😭頑張ります‼️😆 (2023年4月4日 4時) (レス) id: 8239c7e0d9 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - annaさん» 沢山コメント有難うございます😭😭頑張ります‼️💞 (2023年4月4日 4時) (レス) id: 8239c7e0d9 (このIDを非表示/違反報告)
himeme(プロフ) - うわぁ続き気になるぅぅ🫣💕さすがにわんこほっくん過ぎて愛おしい🥹🫶更新いつも楽しみにしてます！頑張ってください！😎❤︎ (2023年4月4日 0時) (レス) @page24 id: b4db56c3f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛 | 作成日時：2023年3月25日 15時
