戻ってきてよ、マネージャー。【ハイキュー】【烏野高校】 (ページ9)

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『ーー…ねえ、ほんとに体育館行かなきゃダメ？』

「「ダメ！！！」」

『 ……別に教室でも良いじゃんか』

「 …あはは、」

放課後、朝の約束通り一年生と会うことになってしまった私は、大地とスガに半ば引き摺られる形で体育館までやって来ていた。

…旭も笑ってないで助けてよ！！！！

「ほらもう一年生来てるから！！」

「早く来といてくれって頼んだから、もうアイツら準備万端だと思うぞ」

『そういう問題じゃない！！…というか準備って何の準備よ！』

「うーん、Aに会う準備とか…？」

『旭も真面目に答えなくていい！！』

「ごっ、ごめん…！！」

威嚇するように睨みつけると、キュッと縮こまって萎縮してしまった旭。

そんな私に向けてスガは〝はいはい威嚇しないの！！〟と言って大地と共に私の体をズルズルと引きずっていく。

ーーーその後、しぶしぶ体育館に入ると、それぞれストレッチをしている四人の後輩たちの姿が見えて。

そして私たちを見つけた彼らは、すばやく飛んできて一列に整列する。……一番大きい子はゆっくりだったけど。

「鈴川先輩！！！大地さんたちも、ちわーっす！！」

「ちわっす」

「こ、こんにちは…！！」

「 …こんにちは」

『あ、ど、どうも… 』

「鈴川先輩、来てくれたんすね！！！」

『 …まあ無理矢理連れてこられただけだけどね』

「それでも嬉しいっす！！！」

『 …ウッ、眩しい… 』

「？鈴川先輩？」

キラキラとした笑顔を浮かべて私にそう言ってくれる日向くんが眩しくて思わず目を瞑る私。

ーーそんな日向くんとは異なり、どこかソワソワしたように私を見てくる影山くんと、緊張しているのか動きがぎこちないそばかす顔の男の子。

この子達は割と私を歓迎してくれていると思うんだけど。

……一番の問題は、あからさまに気だるげに私を見下ろしてくる長身の男の子。

『 …なに？』

「 …別に、なんでもないです」

『 …なんでもない顔じゃないでしょ』

「ーーま、まあまあ！

月島、山口、Aに自己紹介してやってよ！」

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