戻ってきてよ、マネージャー。【ハイキュー】【烏野高校】 (ページ5)

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ーーーそして、その日のお昼休憩。

相も変わらず勧誘を続けてくるスガを適当に交わしつつ、私は私で友達と共にお弁当を食べる。

ーーーするとそんな中、扉の近くから私を呼ぶ聞き覚えのない声が聞こえて。

「ーーーっあ、あの！！！」

『 ……一年生？』

「 …え？日向？！…え、影山もいる！！」

『スガの知り合い？』

「え、ああ、知り合いっていうかーーー」

「ーーー鈴川先輩いますか！！！」

『 ……私？』

あの後輩であろう子たちのことをスガは知ってる風だったから、てっきりスガに用事があって来たのかと思ったけど、それはどうやら違うらしい。

鈴川はこのクラスに私しかいないけど……私あの子のこと知らないんだけどな

『ごめん、ちょっと行ってくる』

「ん、らじゃー」

『ーーー鈴川は私だけど…君たちは？』

「あ、お、おれ！！一年の日向翔陽です！！」

「 …影山です」

『日向くんに影山くんね。二人とも、私に何か用事？』

「あ、いや、その、」

「菅原さんに貴方のことを聞いたんです」

『 …スガに？』

「三年にもう一人マネージャーがいるって」

『 ……待って、もしかして君たちがバレー部に入ったっていう噂の変人一年生？』

「？？よくわかんないっすけど、バレー部には入りました！！」

ったく、スガはなんて余計なことをしてくれたんだ。

マネージャーは潔子だけだよって言ってくれれば良かったものを。

…それにしても、スガに聞いたからってだけでよく三年に会いに来ようと思ったよね。しかも話したこともなければ会ったこともないのに。

『 …へー、それで会いに来てくれたんだ』

「はい！！どんな人なんだろうって気になって！！」

『そっか、わざわざ会いに来てくれてありがとうね』

「 …！！へへ、」

「ーーー…あの、一つ聞いてもいいっすか」

『 …？なあに？影山くん』

小動物みたいな日向くんの頭をぽんぽんと撫でてあげていると、ふいに影山くんが発したその言葉。

三年の先輩についてなら答えられるかも、なんて思いながら影山くんが質問を発するのを待つ。

……しかし、彼の口から出た質問は、私の予想を一回りも二回りも上回ったもので。

「ーーーなんで、部活来ないんっすか」

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