思惑 side 大野智 ページ8
櫻井「どうだった？」
翔くんがワクワクしながら
ニノに話しかける。
二宮「OKみたいよ」
それを聞くと喜んでいる他のメンバー。
え、、、あのAがOK出したの？
あの、超面倒くさがりやのAが？
絶対に無理だと思ってたのに。
そんなにニノの事好きだっけ？
初めて知ったなぁ、、、。
大野「ニノすごいね」
二宮「でしょう？」
実は、1ヶ月前から5人でスケジュールを
調整していたのだ。
Aは、基本どこでもスケジュールは
空いているから
俺らさえ、合えばいい話なのだ。
櫻井「やー、店予約してたし
断られたらどうしようかと思ったけど
やっぱりこういうのはニノに任せて
よかったね！！」
そう、Aには申し訳ないけど
すべて仕組まれていたことだったのだ。
でも、ちょっと疑問に思うことがある。
大野「なんでみんなそんなにAに
会いたがるの？」
一瞬キョトンとした他の４人。
なんか変なことでも言ったかな？
相葉「そりゃ会いたいよ！だってね」
松本「あんなに話聞かされちゃあ、ね」
二宮「リーダーのお気に入りの妹さんでしょ？」
櫻井「気にならないわけがないよね」
なるほど、俺のせいだ。
A、すまん。
櫻井「妹のAさん、
ハンバーグ好きなんだよね？」
事前に言っておいた情報を
翔くんが言う。
二宮「俺と一緒じゃん」
相葉「ハンバーグ、美味しいもんね！」
櫻井「とりあえずハンバーグが
美味しいって有名なお店にしておいたから」
大野「翔くん、Aに優しいね」
櫻井「これぐらい普通でしょ
それに、俺らのわがままで来てもらうんだから
これぐらいはしないとさ」
たしかにそうだ。
本来なら、多分、いや100%
来ないような人だ。
少しくらい良いもので釣らないと
駄目だろう。
松本「なんか、手土産でも持っていったほうが
良いのかな？」
大野「いや、気を使わなくてもいいよ」
松本「そう？、、、や、適当に喜びそうなの
持っていくよ」
大野「Aの好みは難しいぞ」
松本「じゃあ今度教えてよ」
大野「俺も分かるかどうか、、、」
二宮「自信がないんですね」
相葉「気持ちがこもっていたら
大丈夫だよ、きっと」
松本「そうだね」
大野「じゃあ、俺そろそろ帰るわ」
二宮「はい、お疲れ様」
他３人「「「お疲れ〜〜」」」
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作者名：えり | 作成日時：2022年1月13日 12時
