私には ページ27
松本「へー、まだ席があるんだ」
二宮「芸歴20年以上、、、」
相葉「大先輩じゃん」
A「いや、芸能活動してたのは
3年くらいだから」
相葉「でもすごいよ」
二宮「いつから活動再開するの？
それとも、全てを無しにして一から始めるの？」
A「、、、え？」
二宮「やりたいんでしょ？芸能活動」
二宮さんが見据えるような目で
私を見る。
A「ど、、、して
そんな、決めつけを、、、」
大野「決めつけてなんかないよ
俺、知ってんだからね Aがまだ
こっちの世界に未練があること」
A「なんで、、、」
大野「無意識だったかもしれないけど、
Aさ、家でドラマ見てる時
いつもブツブツなにか言ってんのよ
よく聞いたら、自分だったらどう演じるか
なんだよね」
A「え、、、そうなの？」
大野「すっごい集中してみてるからさ、
声掛けらんなかったけど、
あぁ、好きなんだろうなって思ってた」
、、、私は、演じることが好きだった。
子役の頃から好きだった。
自分とは違う誰かになって、自分とは違う
人生を歩ませてもらって。
それがすごく楽しかった。心地よかった。
でもそれは、誰にも言ったことがなくて。
演じたいけど、ずっと怖くて。
ずっとあのことがトラウマになっていて。
A「、、、そうだよ、私は
演じることが、、、好きだよ」
A「でも、でもね、智くん
もし、また、あんなことになったら、って
考えるとすごく怖いの、足がすくむの
だったら、もう、平凡な人生でいい
演じることだって家でもできる
だから、だから、、、私は、、、」
松本「あのさぁ」
松潤が口を開く。
松本「心配しなくても今は俺らがいるじゃん」
相葉「そうだよ！！」
櫻井「てか、もう決めてるんだよね」
二宮「ねー、リーダー言っちゃってよ」
大野「あのね、A」
智くんが私のほっぺたをムニュッとする。
大野「俺らが絶対Aを守るから」
櫻井「嵐5人が全力で守るよ」
相葉「安心していいんだよ！」
二宮「なにかあったら駆けつけるから」
松本「これ以上の盾なんてないでしょ」
大野「A、もうひとりで悩まなくていいよ
もう、守ってくれる仲間がいるよ
絶対にあんなことにはならないから
約束する 絶対に守る
Aはやりたいことやって良いんだよ
だから大丈夫 安心して戻っておいでよ」
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作者名：えり | 作成日時：2022年1月13日 12時
