妹の過去 side 大野智 ページ16
A「ごめんなさい、お手洗い行ってきますね」
と、席を外すA。
松本「大野さん、どういうこと？」
松潤が俺に尋ねる。
、、、どうせ調べたら分かることだしなぁ。
大野「Aは、小さい頃 芸能界にいたの」
相葉「芸能人だったの？！」
大野「うん 芸名は 大原 A」
二宮「聞いたことある！ほら、あの天才子役だ！」
櫻井「あぁ、あの！」
二宮「え、でも、、、あの子って
たしか、、、」
相葉「何かあったの？」
ニノは分かったみたいだ。
こくんとうなずき、続ける。
大野「Aが５歳くらいの頃、誘拐されたんだ
犯人はAの熱烈なファンだった」
櫻井「誘拐、、、」
大野「見つかったのは1週間も経ってからなんだ
Aはろくにご飯も食べて無いうえに
暴行まで受けてて、すぐさま入院になった」
二宮「そうだ、大捜索が行われて、、、」
大野「うん、すきを見てAが警察に
助けを求めたんだ」
大野「犯人がAを誘拐した理由は
一番輝いているAを独り占めして
僕だけのものにしたかった
なのに、Aが抵抗するから
手が出てしまった、って」
大野「Aは芸能界をそのまま去った」
大野「調べたら分かることだから言ったけど
俺から聞いたとか言わないでね」
それに、変に思い出させたくない。
嫌や記憶に間違いはないから。
二宮「それで平凡に、、、ね」
松本「俺、酷いこと言っちゃった、、、」
大野「大丈夫だよ、気にしてないと思う」
大野「それに、変に気を使われる方が
Aだって嫌だと思うよ」
相葉「俺も気軽に芸能界に、とか
言わないでおくよ」
大野「いや、それは大丈夫だと思うよ」
櫻井「と言いますと？」
俺は言おうか悩んだが、言うことにした。
大野「多分、Aは芸能界に未練が
あると思うんだ」
松本「未練？」
大野「うん、たまにそう感じるんだよね」
大野「俺、決めてるんだよ
もしAが芸能界に戻るんだったら
俺が全力で守るって」
少し静まった後、ニノが口を開く。
二宮「それ、俺らが、に変えない？」
相葉「そうだよ、俺だって守るよ！」
松本「そっちのほうが心強いでしょ」
櫻井「俺ら、嵐で守ろうよ」
大野「みんな、、、ありがとう」
A、安心してね
俺らが絶対 守るからね。
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作者名：えり | 作成日時：2022年1月13日 12時
