お前の作る歌が歌いたい【聖川真斗】

一ノ瀬さん！？ ページ11

「一ノ瀬さんみたい…。」

私の声にともちゃんが
私のところに来た。

「HAYATO様って一ノ瀬さんにそっくり。・・・というか、本人みたいですよね？本人じゃないですかね？」

私が言うとともちゃんは
首をかしげてう〜んと唸った。

「本人だとして・・・なんでここに通ってるのよ。」

そう言われればそうだ。
あかしいよね。
きっと似てるだけだよね。

「そうですよね・・・。」

「よく分からないけど、多分違うよ。」

ともちゃんは、
自分の課題に戻った。

本当に違う人なのかな
と思うくらいおんなじ顔。

「よし、頑張ろう！」

いつか、HAYATO様に
歌ってもらえるように頑張ろう。

とりあえず、課題をやってから寝よう。
疲れたら、ポスターを見る。
これを繰り返していたら
いつの間にか終わっていた。

「出来たっ！」

時計を見ると、もう深夜。

寝よう・・・。

私は、ベッドに身を投げ出した。




翌日。

「お前、顔色が悪いぞ。」

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