ヒ☆ミ☆ツ ページ2
しかし、聖川さんは
嫌な顔ひとつせず、頷いた。
「かまわない。Aが行きたいのならば。」
意外すぎて体から力が抜けた。
「女の子ばっかりですよ?それでもいいんですか?」
「良い。それでは、学校が終わったら行こうか。」
聖川さんは
知性溢れる笑顔を浮かべた。
「何してんの?俺も入れてよ〜。」
「あ、一十木くん。」
「何、仲良く話してんの?」
一十木くんが聖川さんを見て
ニヤニヤしている。
「・・・なぜ、俺をそんな顔で見るのだ。」
聖川さんが一十木くんを睨む。
しかし、一十木くんは相変わらず
ニヤニヤしている。
「いや、べーつにっ。・・・A、今度、一緒にどっか行かない?」
お誘いなんて、嬉しい♪
「無理かな?」
一十木くんが、心配そうな顔をした。
私は首を横に振った。
「いえ、大丈夫です。」
私は一十木くんにそう言った。
「ホントー!?チョー嬉しいよ!Aと2人でどこか行けるなんて、幸せだよ。」
一十木くんはにっこりして
バンザイをした。
「いつにします?どこ行きます?」
私がきくと
一十木くんはイタズラっぽい笑顔で
ウインクをした。
「日にちは、また知らせるよ。行き先はヒ☆ミ☆ツだよ。」
そう言い、席に戻って言った。
聖川さんを見るとなぜか
浮かない顔をしていた。
「聖川さん、どうしました?」
うつ向いていた
聖川さんがハッとして私に作り笑いを見せた。
「いや、気にするな。何でもない。」
そう言われても、様子がおかしい。
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梨紗(プロフ) - 面白いです 更新待ってます (2015年1月7日 16時) (レス) id: cf7912de13 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(ゝω・´★)(プロフ) - すっごい面白いです!!更新頑張ってください^^ (2013年7月19日 19時) (レス) id: d63c3d4e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜宮 | 作成日時:2013年7月4日 21時