検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:13,387 hit

ヒ☆ミ☆ツ ページ2

しかし、聖川さんは
嫌な顔ひとつせず、頷いた。

「かまわない。Aが行きたいのならば。」

意外すぎて体から力が抜けた。

「女の子ばっかりですよ?それでもいいんですか?」

「良い。それでは、学校が終わったら行こうか。」

聖川さんは
知性溢れる笑顔を浮かべた。

「何してんの?俺も入れてよ〜。」

「あ、一十木くん。」

「何、仲良く話してんの?」

一十木くんが聖川さんを見て
ニヤニヤしている。

「・・・なぜ、俺をそんな顔で見るのだ。」

聖川さんが一十木くんを睨む。
しかし、一十木くんは相変わらず
ニヤニヤしている。

「いや、べーつにっ。・・・A、今度、一緒にどっか行かない?」

お誘いなんて、嬉しい♪

「無理かな?」

一十木くんが、心配そうな顔をした。
私は首を横に振った。

「いえ、大丈夫です。」

私は一十木くんにそう言った。

「ホントー!?チョー嬉しいよ!Aと2人でどこか行けるなんて、幸せだよ。」

一十木くんはにっこりして
バンザイをした。

「いつにします?どこ行きます?」

私がきくと
一十木くんはイタズラっぽい笑顔で
ウインクをした。

「日にちは、また知らせるよ。行き先はヒ☆ミ☆ツだよ。」

そう言い、席に戻って言った。

聖川さんを見るとなぜか
浮かない顔をしていた。

「聖川さん、どうしました?」

うつ向いていた
聖川さんがハッとして私に作り笑いを見せた。

「いや、気にするな。何でもない。」

そう言われても、様子がおかしい。

普通じゃないよね→←課題



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

梨紗(プロフ) - 面白いです 更新待ってます (2015年1月7日 16時) (レス) id: cf7912de13 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(ゝω・´★)(プロフ) - すっごい面白いです!!更新頑張ってください^^ (2013年7月19日 19時) (レス) id: d63c3d4e63 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜宮 | 作成日時:2013年7月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。