45話 ページ5
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ポタ、ポタ。
「・・・ん・・？」
頬になにか冷たいものが落ちてきて目を開けてみると
「え・・・え？な、なんで泣いてるの？」
翔君が泣いてた。
「・・・っ、なんでもっ、ない」
「ど、どうしたの？なんかあったの？」
そう聞くと余計に泣き出してしまって。
ポロポロ、と涙が落ちてきて
「ごめっ、ん・・・ホントなんでも、ないっ」
と、強引に服の袖でゴシゴシ涙を拭いて
・・・そんなことしたら、目が傷つくよ。
ペロ。
気づいたら、翔君の涙を舐めてた
「っさとし、くん？」
「・・・泣かないで、翔君」
そう言いながら、次から次へと溢れる涙を受け止めた
「・・・っ、汚いよっ」
「大丈夫、翔君のだから」
そう言って続けると、翔君は
「も、泣かないからっ」
と、俺の肩を持って止めた。
・・・泣かないとかいってるけど、さっきよりも酷くなってねぇか？
「どうしたの、翔君」
優しく問いかけて、背中をさすってあげた
「なんでも、ない・・よっ」
「なんでもなくないでしょ、翔君」
すると、流れる涙を拭きながら
「幸せすぎてっ」
涙が出ちゃった、と無理やり笑いながら答える翔君。
「・・・本当？」
「本当、だよ」
全然本当に見えないけど、これ以上聞いたらまた泣きそうな気がして
止めた。
そのまま背中をさすっていたら
「さする・・っじゃなくて、抱きしめてっ」
泣いてるから、言葉が途切れ途切れで必死に手を伸ばしてきた翔君が
愛おしくって。
「今日はずいぶん甘えん坊だね」
抱きしめたら、もっと泣いちゃった。
・・・・困ったな。
「泣かないで、翔君」
そう囁いた。
「・・・っ、智君」
そしたらそう言ってすがるように俺の首に顔を近づけてきて。
「俺っ、泣かないから。も・・・少しこのままっ」
「何言ってるの、ずっとこのままでもいいよ」
と、一定のリズムで背中をポン、ポン、と優しくたたいた。
しばらくすると、泣きやんだ翔君。
「ごめんね・・・も、大丈夫だからさ」
そう言いながら離れて行こうとする翔君をもっと強く抱きしめて
「さ、智君？」
「あ、翔君。ごめん」
「？いや」
なんだろう、今この人を離したら俺の前からいなくなりそうで。
なんでだろう？そんな気がした。
翔君はずっと黙ってる俺を不思議そうに見てた。
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hiko(プロフ) - ゆら様。どっちなんでしょうか。本人もわからなくなってまいりました←更新頑張ります！少し訳の分からないことになっておりますが、笑。 (2011年9月12日 22時) (
レス) id: d9483c66b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - はじめまして！これって山コンビですか年の差こんびですか？がんばってください！ (2011年9月12日 20時) (レス) id: 33069dd731 (このIDを非表示/違反報告)
hiko(プロフ) - みぃにゃ様。初コメです！凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2011年9月11日 19時) (レス) id: e7f803d686 (このIDを非表示/違反報告)
みぃにゃ(プロフ) - すごく、面白いです。更新がんばってください!! (2011年9月11日 11時) (レス) id: 94cc79ae6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiko | 作成日時：2011年9月2日 21時
