43話 ページ3
「いつみても大きいなぁ」
そんな独り言をつぶやきながら、目の前の白い建物を見る。
今日は翔君が退院する日で、俺が、迎えに来た
ガラァ。
「翔君」
帰る準備をしている翔君がいた
「荷物それだけ？」
「うん、これだけ」
「そっか」
ごくごく普通な会話してる。ほんの3日前の気持ちが嘘のように。
「じゃぁ、お気をつけて」
先生がわざわざ見送ってくれて
翔君がお礼を言ってるのをぼんやり見ながら
「翔君、行こう？」
「うん」
タクシーに乗り込む。
タクシーの中で今後のこととか話ながら、俺は我慢してたんだけど・・・
つい、翔君の手を握ったら。それに気づいて握り返してほほ笑んでくれた。
それだけのことでも、すっごく嬉しくて。翔君の肩に頭を置いた。
「・・・翔君」
「なに？」
「頭が滑る」
「・・・撫で肩だからね」
「うん 笑」
そんなことを言いながら、笑いあった。
翔君は横を向いてて顔は見えないけれど
翔君の家に着いて、なにをするわけでもなくただ2人でソファに座っていたら
「ねぇ、智君」
「ん？」
「明日は仕事？」
「んーや、ないよ」
そう答えると、じゃぁさ。と翔君が言って
「今日と、明日。俺と一緒にいて？」
と、なんとも可愛い言い方するからさ。断れねぇじゃん？
「もちろん」
「やった」
とても嬉しそうに笑う翔君がなんだかすっごく可愛くて
ずっと見ていたら、翔君も見つめてくれた。
いつもは翔君が攻めてくるけど。今日は俺からキスをした
「・・・んっ」
始めは驚いた翔君だけど、俺に合わせるように首に手を回してきた。
俺はというと、翔君が逃げないように腰をもって絡み付くように
キスをする。
翔君っていつもこんな感じなのかな、と立場が逆転したら思う。
少し目を開けてみると、翔君も開けていて目があった。
その顔はとても、官能的で俺の理性を少し壊した。
もっと、激しくなるキスに翔君が苦しそうな声を出して。
「・・・んーっ」
酸欠になり掛けたらしく俺の胸を叩いてきた
惜しいけどしょうがないから離したら、息を整えながら翔君が
「はぁ・・・さ・・・とし君。激しすぎ」
「だって、翔君がかわいんだもん」
そう言って、またギュっ、て抱きしめた
「可愛いのは、智君だよ」
と、いって俺が抱きしめられて。翔君の腕のなかにスッポリ、と入った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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hiko(プロフ) - ゆら様。どっちなんでしょうか。本人もわからなくなってまいりました←更新頑張ります！少し訳の分からないことになっておりますが、笑。 (2011年9月12日 22時) (
レス) id: d9483c66b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - はじめまして！これって山コンビですか年の差こんびですか？がんばってください！ (2011年9月12日 20時) (レス) id: 33069dd731 (このIDを非表示/違反報告)
hiko(プロフ) - みぃにゃ様。初コメです！凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2011年9月11日 19時) (レス) id: e7f803d686 (このIDを非表示/違反報告)
みぃにゃ(プロフ) - すごく、面白いです。更新がんばってください!! (2011年9月11日 11時) (レス) id: 94cc79ae6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiko | 作成日時：2011年9月2日 21時
