51話 ページ11
「うっわー」
翔君これ見てよ、そう言いながら子供興味津々にガラスの向こうを覗きこんでる。
「ふふっ」
思わず笑みが漏れる。
ん？なんだこれ。
「・・・レッド・・テールキャットフィッシュ・・・」
すげぇ名前だな・・・
なんかいろいろゴチャゴチャ混ざってる。しかも・・・
こえぇぇ！目が怖ぇよ。睨みきいてるぅぅ・・・。
「あれ？智君？」
この魚にはまってたら智君見失った・・・
どこいったの。
「智君？」
どこだろう。 探すのと観覧するのとで歩くと
「クラゲだ」
それは対して珍しいものでもなかったけど、なにかに惹かれた
クラゲって確か脳がないんだよな・・・
・・・脳が無いって何も考えなくていいのか？
「・・・羨ましいな」
クラゲになってみたいと思ってずっと眺めていたら
「え・・・？」
クラゲが泳いで少し真ん中が開くと、向こう側に智君がいた
「あ、翔君」
そう言ってこっちに向かってくる。
「どこいってたの？心配したよ」
え？俺が迷子なの？そうだったの？
「・・・あははっ」
「なんだよ、翔君」
「なんでも、ないよ。行こっか」
「・・・変な翔君」
クラゲ・・・綺麗だったなぁ。
そんなこと思って、歩いていく。
それから、イルカのショー行ったりご飯食べたりいろいろ過ごして
海に来た。
「海来たの久しぶりだ」
「え？貴方釣りとかするでしょ」
「海辺に来たのが」
「あぁ、そうだね。海の上だもんね」
「うん、海の上も十分綺麗だけど。こっちも綺麗だね」
うん、本当に綺麗。
今はもう夕方で、周りに人はほとんどいなくて俺ら2人だけが
夕日に照らされて影を作って。
「・・・智君、キス・・・しよっか」
気づいたらそんなことを口走ってた。
「え・・・？」
「ダメ・・・かな？」
「いや、駄目じゃねぇけど」
そう言ってくれたから、近寄って頬に手をあてて唇を重ねた
は・・・、こんなところで、こんなことして何してんだ。
「ありがとね、智君」
いい思いができたよ、こんな綺麗なところで。
そう言って離れようとした。けど。
「待ってよ。もうやめんの？」
そう言って、智君に離しかかっていた頬に添えてた手を掴まれた
「・・・うん」
そしたら、今度は智君が俺の頬に手を添えて
「じゃぁ、今度は俺がしたいから。しよう？」
キスをした。
ラッキーアイテム
革ベルト
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hiko(プロフ) - ゆら様。どっちなんでしょうか。本人もわからなくなってまいりました←更新頑張ります！少し訳の分からないことになっておりますが、笑。 (2011年9月12日 22時) (
レス) id: d9483c66b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - はじめまして！これって山コンビですか年の差こんびですか？がんばってください！ (2011年9月12日 20時) (レス) id: 33069dd731 (このIDを非表示/違反報告)
hiko(プロフ) - みぃにゃ様。初コメです！凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2011年9月11日 19時) (レス) id: e7f803d686 (このIDを非表示/違反報告)
みぃにゃ(プロフ) - すごく、面白いです。更新がんばってください!! (2011年9月11日 11時) (レス) id: 94cc79ae6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiko | 作成日時：2011年9月2日 21時
