7..隆二side ページ7
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『…………ん？……んん？』
いつもとは違う身体を包む布の感触。
視界に入る目覚めの景色。
すぐに違和感を覚え飛び起きた。
ふと眩しい光に視線を逸らすと
パステルピンクのカーテン。
ピンク……
更に焦る。
『っえ？…………俺昨日って……』
急いで記憶の欠片を探しだして。
少しずつ……
記憶が鮮明に蘇り
やがて一つのパズルが完成する。
『……まじ俺何やってんだよ！』
この部屋の主である昨日の彼女に対して
申し訳なさですぐ胸がいっぱいになった。
自分の髪をわしゃわしゃにして
どうにか無理矢理心を落ちつかせ。
リビングへと続く扉をゆっくりと開ける。
『……ほんっとに…すいません……』
そこには段ボールの山。
リビングの真ん中でブランケットに包まれ
小さく丸まって
眠りにつく彼女の姿があった。
彼女を起こさないよう
足音をたてないよう
そっと…近づく。
『失礼……します……』
俺はすやすやと気持ち良さそうに寝入る彼女へ
一応挨拶、
というか断りを入れて。
彼女の身体になるべく触れないように
ブランケットの下へ
両腕をスッと差し込んだ。
『…………軽っ』
持ち上げた反動で
ブランケットがはらりと捲れる。
彼女の白く細い両腕と両足が姿を表し、
力の抜けきったそれらが
歩くリズムと共にゆっくりと揺れる。
「……ん……」
彼女の口から声が漏れ…た。
ーーえ？
起こしてしまったか？
と若干焦りながら布団をめくり
ベットへと彼女の身体をそっと移す。
良かった。寝てた。
改めてまじまじと
見つめてしまった彼女の顔。
朝日に照らされた透き通るような肌。
さらさらとしなからも朝日の光に反射して
とても艶やかで。
薄くブラウン色の入った髪が透き通って。
前髪の隙間から覗く綺麗な睫毛。
小さく整った鼻筋。
思わず触れたくなるような
淡くて血色の良いぷるっとした唇に。
息を飲み込んで、
＿＿＿＿理性を呼び戻す。
そして時間を忘れたかのように
フリーズ。
『…………いやいやいや』
この世界に足を踏み入れてからは
女の子の寝顔なんて見るのも
正直久し振りで。
しかもこんな朝っぱらに。
迷惑をかけてしまった彼女に対しての、
そんな自分を否定した。
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sana(プロフ) - SAYAKAさん» どうも有り難うございますっ(*ﾉｪﾉ)！！ (2016年1月19日 15時) (
レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
SAYAKA - 良かったです (2016年1月19日 15時) (レス) id: d7ea995e76 (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - ユキさん» 有難うございますっ(*´ｪ`*)！！永く永く奥底に沈めていた記憶。隆二くんの優しさに包まれ涙がぽろぽろと…(;_;)ﾒﾛﾒﾛ嬉しいですー！！熱優男隆二くんにこれからも翻弄されちゃって下さい(*ﾉｪﾉ)♪ (2016年1月11日 12時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 隆二と主人公の場面の泣いちゃうトコロ感動しました^o^☆★隆二がやさしすぎてメロメロですよ〜(^○^)☆ (2016年1月11日 11時) (レス) id: 2f43933571 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - きゃなさん» わぁーｺﾒﾝﾄ有り難うございますっ(*^^*)最後まで読んで下さって感謝です！！隆二さん‘ならこう言うかな？と考えながら書いてるのでその言葉染みました(*ﾟ0ﾟ*)同じく隆二さんの優しさにときめいてます！笑 (2015年8月28日 19時) (レス) id: f6de7066af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana | 作成日時：2015年8月7日 0時
