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45..臣side ページ45

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予想通りにAが床に転がってて
大慌てで俺は近づく。




臣『……A?』




そんな状況でも今だ眠り続ける姿に
いっそベッドに移すか?とか思うと。


タイミング良く扉の隙間から漏れ始めた、
岩ちゃんのいびき。

 

潔く諦めてその身体を抱き抱え
ソファにゆっくりと仰向けに下ろす。







するとAの両膝が
器用に曲がったままで。




膝まで上がってた服の生地が
するーっと腰に向かってって。




際どくてすげー良い感じの所で
止まって。




それはその先が
見えるか見えないかの絶妙なライン。






俺を誘うかのような艶かしい素足が
露になって。



艶っとしたやけに淡く染まる唇が
主張してくる。






そもそも何度も弄ばれ

刺激され続けた

俺の理性なんてものは





紙っ切れ一枚程度の薄さで保たれてただけで。








ソファが重く沈み込む。


Aに跨りながら
その淡い唇をすっと指でなぞった。





………むしろこうされて当然。

とさえ、壊れた理性がそう思わせて。





誘い込まれたように
その淡い唇を覆った。




その唇は。

妙に柔らかくて気持よくて
それに甘酸っぱい果実みたいな味がして。







「…んっ……」
 




漏れた吐息を合図に。
俺か狂っていく。







臣『感じてんの…』






無心に唇を重ねて。
その艶音が幾度も舞った。




更に沸き立つ淫浴与えられたのは。

僅かに開き始めた唇のせい。






臣『んだよ…やっぱ…っいいんじゃん…』







もっと奥へ。
もっと深く。
絡ませるように。
探り充てるかのように。









____ここまで狂わしといて。




何故かそれはずっと一方通行で。
それは虚しさを感じさせ始めて。







Aは規則正しく呼吸を保ったまま。

平然と閉じたままの瞳。






臣『まじで…寝てんの?』





拒まずに甘い吐息出しちゃって…


なんてのは俺の独りよがりの
勘違いだと今更…気付いて…


狂った熱が急速に冷めていく。






臣『ごめん』





Aの乱れた髪をそっと整えた。

すると。






「……しょうた…せんぱ…」







寝言…かよ。


それ…彼氏…?

俺更にまずい事…






冷静になった頭で目を凝らしたら
瞼が少し赤く腫れてるような気もして。





そのまま視界が捉えた先には

瞼から頬へ、顎へ、首へと続く。
すっと伸びた筋状の無数の涙跡の証だった。

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設定タグ:三代目jsoulbrothers , 今市隆二 , 登坂広臣   
作品ジャンル:タレント
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sana(プロフ) - SAYAKAさん» どうも有り難うございますっ(*ノェノ)!! (2016年1月19日 15時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
SAYAKA - 良かったです (2016年1月19日 15時) (レス) id: d7ea995e76 (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - ユキさん» 有難うございますっ(*´ェ`*)!!永く永く奥底に沈めていた記憶。隆二くんの優しさに包まれ涙がぽろぽろと…(;_;)メロメロ嬉しいですー!!熱優男隆二くんにこれからも翻弄されちゃって下さい(*ノェノ)♪ (2016年1月11日 12時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 隆二と主人公の場面の泣いちゃうトコロ感動しました^o^☆★隆二がやさしすぎてメロメロですよ〜(^○^)☆ (2016年1月11日 11時) (レス) id: 2f43933571 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - きゃなさん» わぁーコメント有り難うございますっ(*^^*)最後まで読んで下さって感謝です!!隆二さん‘ならこう言うかな?と考えながら書いてるのでその言葉染みました(*゚0゚*)同じく隆二さんの優しさにときめいてます!笑 (2015年8月28日 19時) (レス) id: f6de7066af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sana | 作成日時:2015年8月7日 0時

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