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23..隆二side ページ23

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臣『んじゃ俺そろそろ帰るわ』



「あ、臣さんさっきは本当」



臣『Aもういいよ、本当に。笑』








Aちゃんの頭にポンと手の平を乗せ
臣がそう言うと。

ちょっと困ったように微笑んでた。







臣が多分コンビニから帰ってきてからの
数十分の間の、

そんな短い時間の距離の近づき方に。





もやもやした感情が
静かに疼きだして。






臣が居なくなったこの玄関先の狭い空間。

静けさが漂ってる。






はっと視線を合わせれば、

Aちゃんが
すげー気まずそうな顔をしていて。






「今市さんも本当にすいませんっお仕事帰りにわざわざ…しかも自分から頼んでおいて……本当にもう」





申し訳なさそうに頭を下げてきた。





そんな事を言わせるなんて俺。
一体今どんな顔してた…?







隆『いやいや俺何もしてないっすよ!気にしないで下さい!』



「だってわざわざ買ってきてくれたんですよね…スプレーとか…」






俺の手に持っていた袋を指差す。







隆『あ!』



「どうしました?」



隆『この後……そうだな。一、二時間位ここの部屋空けても大丈夫っすか?』



「大丈夫……です…けど」







不思議そうな表情を浮かべるAちゃん。



超強力と書かれた小さい円柱の物体。

誰もが一度は目にした事があるだろう
それを見せて。




これさえやっときゃ暫く大丈夫だろうと。






「…………?」


隆『……え?』


「それ何ですか?」








し、知らないんだ。笑



まあ、説明は後でしますって事で。
火災検知器に被せる袋とガムテープを借りて。



これやらなきゃ、マンション中のアラームが鳴ってボヤ騒ぎか?っつってまじやばいんすよ。と

Aちゃんへ簡単に説明。




準備も終わり各場所にそれを設置すると。
プシューと音を出し仕事を始める。



俺は自然と口元を手で覆い、玄関へと急ぐ。







隆『と、とりあえず俺の部屋来て下さい!』






どさくさに紛れて大胆な事を言ってみる。
ってあれ…?



急いで後ろを振り返ると頬杖をついて
ぺたんと座り込んでて。




しかもその仕事ぶりを
まじまじと至近距離で観察してるAちゃんの姿が見える。






ま、まじかよ!笑





慌ててリビングに突っ走って
咄嗟にAちゃんの口元覆いながら。




こっち来て!と腕を掴んで。




未だ状況を把握してない様子の
Aちゃんを強引に引っ張って部屋を飛び出した。

24→←22..隆二side



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設定タグ:三代目jsoulbrothers , 今市隆二 , 登坂広臣   
作品ジャンル:タレント
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sana(プロフ) - SAYAKAさん» どうも有り難うございますっ(*ノェノ)!! (2016年1月19日 15時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
SAYAKA - 良かったです (2016年1月19日 15時) (レス) id: d7ea995e76 (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - ユキさん» 有難うございますっ(*´ェ`*)!!永く永く奥底に沈めていた記憶。隆二くんの優しさに包まれ涙がぽろぽろと…(;_;)メロメロ嬉しいですー!!熱優男隆二くんにこれからも翻弄されちゃって下さい(*ノェノ)♪ (2016年1月11日 12時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 隆二と主人公の場面の泣いちゃうトコロ感動しました^o^☆★隆二がやさしすぎてメロメロですよ〜(^○^)☆ (2016年1月11日 11時) (レス) id: 2f43933571 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - きゃなさん» わぁーコメント有り難うございますっ(*^^*)最後まで読んで下さって感謝です!!隆二さん‘ならこう言うかな?と考えながら書いてるのでその言葉染みました(*゚0゚*)同じく隆二さんの優しさにときめいてます!笑 (2015年8月28日 19時) (レス) id: f6de7066af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sana | 作成日時:2015年8月7日 0時

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